昨日(27日)は更新しなかったが、26日の直接対決で、Athletics(A's)はAngelsに負け。この時点でLos Angeles AngelsのAmerican League西地区の優勝が決まった。勝率も低いのでWild Cardに出るチャンスもなく、A'sの2005年シーズンは終わった。
昨日(27日)は更新しなかったが、26日の直接対決で、Athletics(A's)はAngelsに負け。この時点でLos Angeles AngelsのAmerican League西地区の優勝が決まった。勝率も低いのでWild Cardに出るチャンスもなく、A'sの2005年シーズンは終わった。
NFL(National Football League) をついに生で見た。「ついに」というと大げさだが、NFLはアメリカではMLBをしのぐ人気で、文句なくNo.1スポーツなのだ。Bay Areaには野球と同じくSFとOaklandにチームがあって、San Francisco 49ersとOakland Raidersが地元チームとなる。今回行ったのは49ersのホームグランドのMonster Parkだ。
ここは去年までは3Com Parkと呼ばれていたが、今年から冠スポンサーが3ComからMonster.com(アメリカの求人サイトの最大手)に代わった。
昨日の深夜(Pacific Standard Time)はなぜかTypepadの管理ページにアクセスできませんでした。というわけで1日遅れになりました。
終わりました・・・Oakland Athletics
前回のエントリで「Blogの閉鎖」なんていうタイトルをつけてしまったので、このBlogを辞めるように取られてしまったかな?あれは「シリコンバレー地方版」さんが閉鎖になったということです。
さて、明日の夜はまたMcAfee Coliseumに行ってOakland Athleticsの対Texas Rangers戦を見に行く。
私が愛読していたBlogのシリコンバレー地方版 が残念ながら閉鎖となったようだ。今日みてみたら「スマン。もう飽きた」のフレーズと閉鎖の挨拶があった。このページはシリコンバレーに在住の「編集長」が、新聞で読んだことや生活の中で見つけたニュースを記載されていた。特にシリコンバレーにある有名な会社の社員食堂を取材する企画が有名で、これを元にNHKがBSで番組を作ることもあった。
時々出張などで更新ができないときは、「しばらく休みます」と律儀に書いておられたが、人気Blogともなると読者のプレッシャーがあったのかな?Blogは「書きたいことを書ける時に書く」というスタンスでないと、長続きさせるのは大変なのだろう。まあでも、「飽きたら辞める」というのはBlogを続ける上で大事な姿勢かも知れない。私もなるべく飽きずに長く続けたいとは思うが。
旅行などしていて、久しく野球のことを書いていなかった。野球も佳境に入ってきたが、9月になってNFL(フットボール)が始まり、もうすぐNHL(ホッケー)も始まる。あれ見たりこれ見たりと忙しい時期になってきた。
GoogleがリリースしたGoogle Earch はなかなか面白い。衛星写真が貼られたマップだが、平面ではなく球体の地球儀にテクスチャマッピングされている。そのため地球にどんどん近づいていって、最後は町の中の通りや建物まで寄っていくという、映画のようなシーンを見ることができる。
Jacksonで最後の夜を過ごした翌日、このツアー最後のイベントは化石掘りだ。
場所はUlrich's Fossil Quarries(またはGallery) というところ。何度か書いたとおり、Wyomingは全米一人口が少ないのに、やたらと広い。そのためにYellowstoneやGrand Tetonのような国立公園が残されているのだが、それ以外はひたすら草原に道が通っているだけのところだ。
Jacksonから89号線、30号線を南下していくとWyoming州の南西の角あたりにKemmererという町がある。このちょっと西にFossil Butte National Monumentという化石の国定公園がある。しかし今回訪問するのはその公園ではなく、目の前にあるUlrich's Fossil Quarriesである。子供の時から化石が好きだったCarl Ulrichさんが作った化石の採取場および研究所といったところか。最初の写真がその外観。上の階はUlrichさんの家になっている。1階の工房(石を削って化石を抽出したりする)に入ると、2番目の写真のような魚やヤシの葉の化石が置かれている。
見学が終わったら化石掘りに出発だ。4輪駆動車に分乗して、採取場に向かう。国定公園とは30号線をはさんで反対側の斜面に行く。写真のように青空の下、何もない山を登っていく。舗装されていないため、土煙がすごい。採取場は工事現場の什器がいくつか並んでいたが、その横に車を止めた。この什器は粘土の岩をカットするためにあるようだ。
左の写真の向こう側が化石の入った岩。おそらく什器で表面を削ったのであろう。ここは薄い岩が何重にも堆積した地層である。向こう側の壁に横の縞が見えるであろう。縦に入ったヒビは採取用に入れたものと思われる。この土地で魚の化石が出るのは、何千万年前この土地が海だったことを意味する。その後海が隆起して陸となり、さらに断層によって、この何千万年も前の地層が地上に現れたのである。係員の人からBradeという長い鉄の板を借りて、この地層のやわらかそうな部分に差し込む。Bradeを何本も刺して、「セーの」の掛け声とともにそのBradeをひねると、地層をはがすことができるそうしてはがしたのがこの写真だ。これは3,4センチくらいのものだが、ここにまた10層くらいに分かれる。Bradeを使ってこれを注意深くはがしていくと、中から魚の化石が現れる。たいていは3,4センチの小さな魚だが、中には20センチ以上もする大きなものが出ることもある。小さい魚は薄っぺらなのだが、大きな魚は骨の部分がしっかりとしていて立体的である。ただし、この岩盤は粘土質で非常にもろい。すぐに割れてしまい、大きな魚を無傷で取り出すのはなかなか難しい。この写真で左の方に青いスプレーで印がつけてあるが、ここにはヤシの葉の大物があるとのことで、我々には触らせてもらえなかった。しかしヤシのすぐ横で魚の化石が出てくるのも不思議だった。
最後は切り出した化石を左の写真のようにのこぎりで適当な大きさに切ってくれて、それをお土産として持たせてくれる。掘り出している最中は「大物を見つけてやるぞ」と夢中になるのだが、こうして切ってもらったものを箱に詰めているころから意識が醒めてくる。「こんなもの持ち帰ってどうしよう?」と。
とりあえずその場で捨てるには忍びないので持って帰ってはきたが、5000万年前のものとは行っても、魚の形ついた石なのだ。それも固くておいておければよいが、もろくて埃っぽいのでどうしたものか困っている。
◆
埃で泥だらけになったところで、ツアーのイベントはすべて終了。この後は高速のUS-80号線まで出てそこからSalt Lake Cityに行き、ホテルで解散となった。Salt Lake Cityはご存知のようにモルモン教の総本山があるところ。市民が皆信心深いため、ついた日曜日はどの店も閉まっていて、レストランを探すのにも苦労した。特記することもないので、この旅行記もここで終わりとしよう。 (終)
Grand Tetonを出た我々はそのまま89号線を南下する。するとすぐにJackson Cityという場所に着く。ここが我々ツアーの4日目の宿(Painted Buffalo Inn)があるところだ。ここでは昼食と町の観光は自由時間となり、夕方「ウェスタンショー」を見るために再集合となった。
という劇団というか会社なのだが、配られたブローシャーを見ると、Jim and Donna Thomasという夫婦が経営者である。というよりも、ここはこの夫婦を中心としたファミリーが経営している。まず集合場所で、妻のDonnaが客に挨拶をする。何でも19世紀にNick Wilsonという人がこの地に農場を開いたのが始まりだとか。そのNickおじさんは幼少の時にShoshoneインディアンの養子になり、子供時代をインディアンとして過ごした。Bar-T-5というショーができたのは31年前で、Jackson Hallにある劇団の中では最も古い。自分には子供が3人いて、長女は結婚して子供が2人、長男にも2人の子供、次女はもうすぐ結婚する。長女は3人目を妊娠中。最近できた動物保護の法律が施行されると、動物を使うショーは続けられなくなるだろう。てなことを社長のDonnaがとうとうと述べた後、ようやくスタートとなる。
といっても、まずは左のような幌馬車に乗って、会場に移動する。Bar-T-5の会社は町外れにあるのだが、そこからさらに舗装されていないあぜ道を15分ばかりかけて行かなければならない。客は大入りで、10台の幌馬車が全部使われた。1台あたり20人に乗りなので、200人はいる計算になる。
馬車の横には係員が馬に乗って帯同している。そのうちの一人はJimとDonnaの長男らしい。写真にある親父にそっくりだ。しばらくすると、周りにインディアンの格好をした人(といっても白人なのだが)が馬に乗って、幌馬車を「襲って」くる。我々の馬車にはインディアンではなく、Trapper(Grand Tetonの項参照)の格好をした人がやってきて、なにやらわめいていた。
会場に着くとまずテーブルに着席させられ、Jimが出てくる。I am the owner's husband. つまり、「オーナーの夫です」と挨拶。Nick Wilsonの子孫はこのJimなのだが、妻Donnaの方が実質的に家族も会社も仕切っているということらしい。ここでまず、食事となる。会場の奥にカウボーイの料理場みたいなのがあって、客はその料理をもらいに並びに行く。写真がその料理。煮た豆に、チキン、ビーフ、サラダ、それにパンが一切れ。こういうところであまり美味いものは期待できない。
さて、食事が終わるとショーが始まる。Jimが何か喋り始めると、さっきのTrapperの格好をした男が馬に乗ってやってきてピストルを鳴らす(もちろん空砲)。そして「俺は嫁を探しにきた」とか言って、客の女性を探し始める。こいつは歳取りすぎてるだの、小さいだの好き勝手に客をいじって、最後に一人前に連れて行く。「馬に乗るためにはO脚じゃないといけねえんだ」てなことを言って、足を調べたりとしょうもないことをやって、この男は去っていった。
その後は左のような4人の楽団によるコンサート。もう周りが暗くて写りが悪いのだが、4人のうち、一番右がJimのいとこだそうで、この人が作った曲をみんなで歌っている。左から2番目の若い男が山向こうのIdahoから来たというので、「こいつはIdahoの田舎から来た」「馬に乗れない」などと馬鹿にするシーンがあった。これらはもちろんすべて英語でやってるのだが、事前にJTBのガイドさんがネタの説明をしてくれていた。このIdahoの青年を馬鹿にするシーンは、「New Yorkの人がNew Jerseyの人を馬鹿にしたり、東京の人が埼玉県民をからかうようなもの」ということであったが、全米一人口が少ないWyomingの人がIdahoの人を田舎もの扱いするという構図がよく分からなかった。
ショーの最後になると、「オーナー」のDonnaさんが再度登場して、挨拶、そして歌を歌って、ショーはおしまい。その後全員をまた幌馬車で送り出すのだが、その間にDonnaさんは車で店の方にもどって、売店で接客をするという大車輪の活躍ぶりだった。
ショーとしては「B級」と言わざるを得ないのだけど、家族でやっている手作り感覚があって、ほのぼのとした感じがする。
ツアーの4日目も早起きして集合。この日は89号線に乗ってYellow Stone National Parkを出て、その南にあるGrand Teton National Parkに行く。この2つの国立公園はセットになっていて、車は1回入園料を払えば両方に行くことができる。Grand TetonはMt. Moran、Grand Tetonなど高い山々が名物となる。
このGrand Tetonが国立公園になったのは1929年。Yellow Stoneより57年も後。この場所は1800年代後半にビーバー狩りでにぎわったところだと言う。当時ヨーロッパでビーバーの皮をなめしたフェルトの帽子が流行したため、ビーバーが多くいたこの地に多くの男たちが金儲けのためビーバー狩りにやってきた。ビーバーを捕る罠を仕掛けるので、Trapperと呼ばれた。
そんな彼らが女性から離れて長期間この地でビーバー狩りをしているときに、向こうに見える山々が女性の「おっぱい」に見えたのだとか。ヨーロッパから来ていたTrapperも多かったので、フランス語でおっぱいを意味するTetonの名がついた。それが左の写真の山なのだが、そう見えるかな?ちなみにこの写真の中の一番高い山がこの公園の名前にもなっているGrand Tetonである。
ともかくこのような「山師」がたくさん入ってきた場所なので、1929年に国立公園にするときにはすでにこの土地はかなり個人に占有されていたとか。政府が個人の土地を買い上げていったが、なかなか売らない人もいた。そこで政府の高官が当時の大金持ちのJohn D. Rockfeller Jr.に依頼してこの土地の買い上げを行ったのだとか。そのため、Yellow StoneとGrand Tetonをつなぐ道路はJ. D. Rockfeller Jr Memorial Parkwayという名前が付いている。ともかく、そういう金持ちの説得にも応じないで土地を持ち続けた人もいる。そのため、国立公園でありながら0.4%は個人の土地になっている。
そんな話を聞きながら89号線を南下していくと、右側にはJackson Lakeという湖が広がり、その向こうにGrand Teton、Mt. Moranといった山々が見える。バスの中からでも絶景であることが分かる。
Jackson Lake Lodgeという小さなホテルでバスを降りる。このホテルのロビーを通りぬけると、西側の壁が大きなガラス張りになっていて、美しい山々が見える。そこから外に出て撮ったのが左の写真。もう絶景というしかない。左に見えているのがGrand Teton、右がMt. Moranである。この写真ではMt. Moranの方が高く見えるが、実際にはGrand Tetonの方が高い。このMoran山はYellow StoneのArtist Pointで滝の絵を描いたあのMoranの名前がつけられている。
その後、Jenny Lakeという小さな湖(Grand Tetonにもっとも近い)に寄ったあと、Church of Transfigurationという礼拝堂を見る。ここは地元の人が利用している小さな教会だが、この絶景の中にあると「絵になる」教会だ。
最後はShane Point。これは実際には名前のない場所なのだが、Antelope Flats Roadというところに古い建物が建っている場所がある。ここは映画「Shane」のラストシーンで少年が Shane, Come back!と叫ぶ場所である。映画で使ったセットはなくなっているが、このように開拓時代の建物を建てて保存している(実際には使っていない)。
Grand Tetonは国立公園の中に私有地やダム、飛行場があるなどちょっと趣旨に合わないところを含んだ国立公園である。しかし美しい山の風景を見ているだけでそんなことは忘れてしまう。
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