コーチの話題を書いてもあまり盛り上がらないな。HCやOC、DCは動かないので、あまり大きなニュースにならない。
やっぱり盛り上がるのは妄想系の記事かな。今日はまず「妄想ドラフト」。
まず、2019年ドラフトで49ersは指名権をいくつ持っているか?
1-2、2-4、3-3、4-2、6-3。以上5つ。全体の順位は、FA選手の活躍具合によって与えられる補填ピックが決まらないと確定しない。
5-4はG Laken TomlinsonとのトレードでDetroit Lionsに渡り、その後LionsがトレードしてNew York Giantsに渡った。
7-2はWR Rod Streaterとのトレードで7-31に変わったが、その後この7-31はOT Shon ColemanとのトレードでCleveland Brownsに移動している。
噂ではFAで流出したLB Aaron Lynchが活躍したので、補填ピックを1つもらえるかも知れない。それでも6つ。
次に49ersの補強ポイント。
- Edge
- WR
- ILB
- CB
- OL
どこのサイトを見ても、EdgeとWR、CB(DBとも言う)は確定。ILBとOLも確かにデプスを厚くしたい。しかし全体の指名数が5か6しかないところで、以上の5つのポジションを埋めるのは至難の技。よほどうまく立ち振る舞っていかないと今回のドラフトは厳しい。
大きな焦点は2つ。1-2でNick Bosaを指名できるのか。そして2-4とSteelersのWR Antonio Brownをトレードするのか。
まずNick Bosa。Ohio States大のLB Nick Bosaはこのドラフトの最大の目玉と言われている。49ersの最大の補強ポイントはエッジラッシャーなので、Bosaを指名したい。Bosaが入れば、4-3ディフェンスの49ersではRDEにコンバートされるだろう。
ここで最大の不確定要素は、Arizona Cardinalsが1-1で誰を指名するのかということ。BPA(Best Player Available)という考え方に従えば、Bosaを指名するだろう。しかし、1-1という滅多にない指名権を持つCardinalsはQBを指名するのではないかという話もある。
Cardinalsは昨年Josh RosenというQBを1巡指名した。Rosenはまだプロのレベルには達しておらず、「発展途上」の選手である。特にパスを投げるのがまだまだ下手だ。しかし今年CardinalsのHCに就任したKliff Kingsburyという人は、エアレイド(Air Raid)というレシーバーを4人入れてパスをガンガン投げるシステムを志向している。
2年連続で1巡でQBを指名するなんて聞いたことないが、KingsburyがRosenに見切りをつけてカレッジに合うQBがいたら指名する可能性もゼロではない。また、KingsburyがRosenを使うと決めた場合には、スピードと高さのあるWRを1-1で指名する可能性がないわけではない。
もしもCardinalsがBosaを指名しなかった場合、49ersは1-2でBosaを指名するだろう。
問題はCardinalsが1-1でBosaを指名した時。それでもエッジラッシャーが欲しい49ersは、今回のドラフトでのナンバー2エッジと言われる、Josh Allen (Kentucky)を指名するというのが2番目のシナリオ。
ところが、このAllenは1-2で指名するには実力がないとも言われている。Allenは当初シニアボウルに出場する予定で、その場合49ersのコーチが指揮する南チームに入ると言われていた。しかしJosh Allenはシニアボウルをパスしてドラフトに向かうことを決めたようだ。
そこで、CardinalsがBosaを指名した場合、1-2をトレードダウンするという手もある。指名権が少ない49ersにとっては、1-2を適度に下げてAllenもしくは3番目のエッジラッシャーを指名して、さらに中位か下位での指名権を増やすということが理想。このトレードダウンが第3の道か。
さて、2つ目のポイントの2-4の指名権をどうするか。これをPittsburgh SteelersのWR Antonio Brownと交換しようかという話(噂?デマ?)がある。Antonio Brownと親交があるJerry Riceが「ABは49ersに入りたがっている。49ersは1-2でABを取りに行くべきだ」と発言した。
Jerry Riceは49ers界では「神」なのでそれなりに盛り上がっている。しかし49ersのフロントのトレードやドラフト戦略が神のお言葉に左右されることはない。まず、Brownは今年31歳になる選手なので、そんな年の選手を1巡指名と交換することはありえないだろう。
2-4とBrownの交換というのも正直釣り合っているのかどうか分からない。Steelers側のドラフト指名権も含めてのトレードならあるかも知れない。
BrownについてはSteelersはトレードに出すことを決めたようだ。ただ、Brownは2018年シーズンの最終戦を勝手に休んだようにいろいろとトラブルがある選手である。トレードで獲得するのにリスクがあることは事実である。トレード価値(交換条件)はあくまで市場価値である。49ers以外にBrownをとりたいチームがどれくらいあるのかによって、トレード相場が決まるのだろう。3巡とか4巡まで下がってくれば、各ラウンドの中で高い指名権を持っている49ersが有利になるのだが。
ニュースソース
LynchやShanahanが今年を勝負の年と捉えているなら、ABのトレードもありえそうですね。なんせ2年連続負け越してますし。
1-2は、いかにBPAと言えどDT Quinnen Williamsだけは勘弁してほしい。
投稿情報: DSK | 2019/01/18 08:55
Brownに関して、まだ再建途上の49ersとしては2-4でも高すぎるというのが私の意見です。ただ、彼の実績からして3巡以下というのも考えにくいので、49ersとは縁がないかなという気がしています。
ドラフトの予想記事を見ていると、Top2はBosaとAlabamaのWilliamsで確定という雰囲気ですが、ドラフト前の今の時期としてはまさしく妄想の域を出ないといったところでしょう(個人的にはWilliamsのTop3は堅いとみています)。Bosaはパスラッシャーとしては一級品だと思っていますが、怪我をして以降公の場に姿を見せていないようで、仮にコンバインを回避するという事態になればTop5圏外という可能性もあるとみています。Williamsはラン、パス両方に対応できる選手なので、意外とBosaより首脳陣の評価が高いという可能性もありそうです。
私の現時点でのポジションニーズは、DB、LB/Edge、WRという順なので、コンバインの結果次第ではトレードダウンしてのDB指名というのも検討してほしいところです。
投稿情報: rasokoke | 2019/01/19 11:13