また野球に行った。前回は5月22日のインターリーグ戦(SF対OAK)だったので、2ヶ月ぶり。会社の福利厚生のページを見ていたら、Athleticsのゲームが割引で見られると分かったので、今日のDetroit戦と9月23日のTexas戦を購入したのであった。
さて、オールスターも終わって後半戦に入っているMLBであるが、わが地元2チームは明暗を分けている。SF Giants(National League、西地区)は首位のSan Diego Padresまで6ゲーム差の4位。チームは早くも諦めモードに入って若返りを図っている。Barry Bondsは結局今年は無理かも。首位のSD Padresにしても勝率は5割を割っている。National Leagueの東地区では5位(最下位)のNY Metsの勝率が5割なので、西地区すべてが東地区すべてよりも下にいるという体たらくぶりである。一方Oakland Athleticsは序盤は今ひとつ波にのっていなかったが、56勝46敗でAmerican Leagueの西地区2位につけている。首位はLos Angeles Anglesで、差は3.5ゲーム。3地区の2位の中でもっとも勝率の高いチームに与えられるWild Cardのレースでも、New York Yankeesを押さえて1位におり、現在の状況が続けばPlay offに出るチャンスがある。
そんな状況で、昨日の金曜日からはDetroit Tigersを地元に迎えての3連戦。昨日夜の緒戦はAthleticsが勝った。それも8安打で8点取り、15安打で4点のTigersに勝っている。チームが調子に乗っているということであろう。
結果を先に書いてしまうと、
DET 2 1 0 0 1 1 0 0 0 5 10 0
OAK 0 0 0 6 1 0 0 2 X 9 13 0
とまたも乱打戦を制した。今日のAthleticsはエースのZitoが先発。しかし1回いきなり先頭打者のPolancoにヒット、続く2番のGuillenに2ランホームランをあびる。2回にも連打で1点を失った。A'sは3回まで相手の投手Robertsonに完全に押さえられていたが、4回に打線が爆発。満塁になったところで5番打者Paytonが満塁ホームラン。続くJohnsonの時、ボールの判定に怒ったTigersのキャッチャーIvan Rodriquezが抗議して退場した。このRodriquezは10年連続してゴールデングラブを取ったというすごいキャッチャーなのだが、その彼が退場したことで、俄然流れがOaklandに向かった。DHのHatteburgが2ランホームランを打ってこの回6点。
その後Detroitも細かく反撃したが、Oaklandもその度に加点して最終的に9-5で逃げ切った。Zitoは3回以降も毎回のようにランナーを出し決して調子はよくなかったが、好調な打線に助けられた。エースでなければもっと早く降板していたかもしれないが、7回まで投げて10勝目。
左の写真は8回裏にブルペンでちょっと投球練習をした藪惠壱(背番号13)である。彼はセットアッパーなので、いつもブルペンにいるが今日は出番がなかった。藪は早くも27試合に出場している。防御率は4点台とよくないが、中継ぎながら4勝0敗。負けがないのは調子がよいということだろう。
ワイルドカード争いでNew York Yankeesよりも上にいるOakland Athleticsであるが、Yankeesと比べると有名な選手はいない。高年俸のスラッガーよりも、守備が上手かったり足が速い選手の方が勝利に貢献しているという統計データを元に、フロントが安くてもチームプレーに徹するという選手を集めている。現在の中心選手は今日4番を打ったサードのEric Chavez。統計を調べると、彼は最も多くホームランを打ったのが2002年の34本。今年は100試合を越えてるがまだ17本。打率は.270という低打率。それと去年新人王をとったBobby Crosby(ショート)である。彼も今年は.250台と当たっているとはいえない。こういう選手たちを駆使している監督はKen Macha。「マチャ」と読んではいけない。彼は昔日本に行き、中日ドラゴンズで活躍したケン・モッカその人なのである。この選手層でYankeesよりも上にいるのだから、モッカの手腕もすごいということだろう。Wild Cardといわず、2.5ゲーム差をひっくり返して西地区の1位としてプレーオフに進んでもらいたいものだ。
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