このブログを書くのは何ヶ月ぶりかな?実はしばらく失職していたのだが、とあるゲーム会社でポジションを得た。そこで働き始める前に、ちょっと休みをもらって(働き始めを遅らせて)、日本に短期の里帰りをした。
そこで、 去年もやった「温泉+讃岐うどん屋巡り」をやることにした。
いきなり写真が暗いが、1軒目は丸亀市飯山にある「なかむら」と言う店。ここで「かけ小」にちくわ天を乗せた。今日は4軒回るので、「小」しか頼まない。この店は「超麺通団4」に「比類なき軟体麺」と評されているが、まさにそんな感じの柔らかい麺。「腰のある讃岐うどん」をイメージしていると全然違う。
2軒目は仲多度郡まんのう町にある小縣屋。場所的にはまんのう町の方が、飯山よりも琴平に近いのだが、回転時間の関係でなかむらが先になった。ここでは「しょうゆうどん小」を頼んだ。「しょうゆうどん」は出汁がなく、うどんに直接しょうゆをかけて食べるものだが、小縣屋は大根おろしが特徴だ。
「しょうゆうどん」を注文すると、まず大根1本とおろし金が出てくる。うどんを待つ間、客は自分でこの大根をすりおろすのだ。丼にはゆであがったうどんの麺だけが入ってくる。ここに大根おろしを入れ、スダチを絞って、薬味を入れ、最後に醤油をかける。醤油だけでは辛すぎるのだが、大根おろしがうまくマッチして、絶妙の味になる。
3軒目は高松市に移動して「一福」。写真の「ざる小」と「ぶっかけ小」を頼む。1軒目のなかむらのご主人の弟さんが「中村うどん」という店を出していて、その「中村うどん」の弟子が独立されたのがこの一福だそうだ。
この特徴は「細い麺」。これは「中村うどん」の系統らしい。ちなみにこの日は2人でざるとぶっかけを注文して食べ比べたのだが、冷たいざるの方が麺の歯ごたえがよかった。ぶっかけは暖かいものを注文したのだが、ちょっと麺が柔らかくなった。やはり細い麺は温度に弱いのか。
さて、最後の4軒目はさらに高松市の中心に入ったところにある「竹清(ちくせい)」。「かけ小」に半熟卵天とちくわ天。ちょうどこの店についた頃に11時の開店時間だった。店の前に行列ができていたが、開店と同時に店の中に人が吸い込まれていった。竹清は「大衆セルフ」というタイプに属する店で、麺を注文するとまず丼に麺だけ入れたものを渡される。それを店の奥にある湯せんで湯がく。さらに、天ぷら類はエビと野菜はあらかじめ揚げたものの中から取れるが、半熟卵、いか、ちくわの3つだけは、注文してその場で揚げてくれる。
半熟卵天は、思ったより茹だっていた。麺はさぬきうどんらしい「腰のある麺」だった。もっともこの店では自分で麺を湯に通すので、その湯がき時間によって、麺の硬さも調節できるのかも知れない。もっともそんなこをは一見の旅行者には難しいことだが。
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短い滞在でいくつか食べ比べようとしたら、どうしても「はしご」をするしかないの。しかしこうするとどうしても「小」しか頼めないし、それでも最後の方は辛くなってくる。今回入った店も、「その日はこの店だけ」という形で回れば、「中」か「大」を頼めるし、オプションももっと取れるだろう。
今回行った中では、小縣屋のしょうゆうどんかな?でも、去年行った時の、「おか泉」の「ひや天おろし」は今でも忘れられない美味さだ。
琴参閣で入手したTシャツ。去年見かけた「I Love 釜玉」ってのが欲しかったのだが、今回は見つからなかった。こういうものは一期一会だ。見かけたらすぐに買わなければならない。
しばらく見ないうち、日本でうどん巡りをしていたとは、なんと贅沢な。また近々、会いましょう。
投稿情報: TAM | 2011-06-20 02:33