今週の相手はSeattle Seahawks。49ersが所属するNFC西地区の首位のチームだ。チケットを入手したのはだいぶ前のことだが、その後の観戦から言うと勝つのは相当難しい。6-40くらいで負けることを覚悟しての観戦である。
今日の先発QBはKen Dorsey。正直この人がどれくらいのQBなのか分からないのだが、今のチームの中ではAlex Smithについでの2番手。先週まではSmithとDorseyが怪我をしていたので、3番手のPickettが出ていた。しかし4試合連続Touch Downがない。得点はずっとFGだ。今日はとにかく1つでいいからTDを決めて欲しいところ。
試合は49ersのキックオフで始まり、Seattleが先に攻撃する。TDを許さず、FGの3点に押さえる。次は49ersの攻撃。先週までは1st Downを奪うのにも苦労していたが、今日のDorseyは比較的うまくパスもランも決めて、1st Downを重ねて敵陣に攻め込む。しかしTDは遠く、この攻撃もFGの3点で同点に追いつくまで。
第2Qに入ると、実力に勝るSeattleが攻める。ターンオーバーはされないが、TDが奪えるか奪えないかの差が歴然。このクォーターはSeattleが2回TDを決めて14点。一方49ersは2回FGを決めて6点。Shaun AlexanderというエースRBを持つSeahawksが、点差を広げる。第3Qでも同じパターン。SeattleがTDで7点取るのに、こちらはまたも最後の詰めが甘くてTDを奪えずFGの3点のみ。さらにSeattleにはおまけのFGを決められて27-12と大差をつけられる。
しかし、しかし第4Qになってようやく目覚めてくれた。疲れの出た相手のファンブルしたボールを取って攻撃を奪うと、ついに、久しぶりにDorseyからLloydへのTDパスが通ったのだ!これで27-19。攻撃権はSeattleに移ったが、ここで49ersのディフェンスが大奮起して、得点を許さずターンオーバー。距離はたくさん残っていたが、RBのMaurice Hicksが超ロングランを決めて一気に敵陣まで攻め込む。そして残り10ヤードを切ったところで1st Downを奪い、またまた得点のチャンス。これは3回失敗するが4度目に再びHicksのショートラン(1ヤード)が決まった。これは倒れながらもボールを持った手を伸ばしてのゴールで、微妙な判定になる。審判がビデオを見直してようやくTDが認められたここで25-27。の残り時間はわずか。ここではポイントアフターTDではなく、セットプレイから2回目のTDで2ポイントコンバージョンを狙いに行く。しかし、パスがわずかに外れて同点に追いつくチャンス、そしてこの試合を落としてしまった。
非常に惜しい試合、そして見る側からすると非常に面白い試合であった。最後の最後は残念の一言だが、前半にTDの一つを決めておけばチャンスがあったであろう。いずれにしても苦労に苦労を重ねた結果TDが上げられたこと。第4Qに入ってもディフェンス、オフェンスともにバテなかったことが最大の収穫である。
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