49ersは昨日Antonio Bryantを取ったところだが、今日はまたBryant Gilmoreを取った。GilmoreはMiami DolphinsをFAになっていた選手だ。今年はサラリーキャップ制のことで労使交渉があったため、FA選手の契約は凍結されていた。この間にはコーチ陣の入れ替えが行われ、それが終わると、契約の切れた選手が大量に解雇された。そして、労使交渉が終わった先週、FA移籍が解禁されて、連日「この選手があのチームと契約した」という話で持ちきりである。
NFC西で最下位(4勝12敗)だった49ersはとにかく問題だらけで、キッカー以外はすべて補強ポイントと言ってもよい。まず攻撃陣では、WRとオフェンスライン(OL)が補強ポイント。もっと問題なのはQBのAlex Smithだと思うのだが、彼は昨年のドラフト1位というプリンス、金の卵なので切るわけには行かない。彼はシーズン中パスが投げられなくて苦労していたが、パスを受けるWRを1(Lloyd)に出して、2人(GilmoreとBryant)を取った。頼りになるWRを取って、Smithのパスを上達させようということなのだろう。2人ではBryantの方が実績が上で、彼が事実上のエースWRとなるのだろう。Alexは去年、パスが通らず、ボールを持ちすぎてサックされることが多かった。一つにはパスに自信がなかったということもあるが、OLがあまりにも早く潰されていたということもある。ここにも少し補強が欲しいところ。
守備はすべての部門でNFL中最下位とぼろぼろだったが、中心選手だったDerek Smithは再契約となった。彼はディフェンスの司令塔ということで残ったが、他はほとんど入れ替えになるだろう。
来年は2人のSmithとキッカーのNedney以外はガラリと変わったチームになりそう。
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