今日は知人の方からもらった招待券で、ATT Parkで行われたSan Francisco Giants対Los Angeles Dodgersを見に行った。今年はAthleticsのBig Game Packを買ったので、Oaklandに行く機会が多いが、SF GiantsのATT Parkも新しくてきれいな球場である。
ご覧のように非常にいい席。日本ではバックネット裏の26列目。この写真は打席に入るBarry Bonds。相変わらずの大人気なのだが・・・
San Francisco Giantsはこの試合の前の時点で17勝19敗でNationalリーグ西地区の最下位。最下位とは言ってもトップはCololadoとSan Diegoが並んで20勝16敗。そこまで3ゲームしかない。ま、どんぐりの背比べという感じだ。このチームの調子の半分以上を占めるのが、Barry Bonds。彼がいつBabe Ruthの714本、Hank Aaronの755本を打つかにすべての客の目が行っていると言っても過言ではない。しかしシーズン直前に出た暴露本でドーピングの疑いが掛かり、調査も不透明なまま。そのためロードゲームに出ると必ず野次やブーイングを食らう。
今年は4月の頭からほぼ毎試合出ているが、最初はまったく打てなかった。ホームランはゼロで打率も1割台であった。その後4月の後半にホームランが出始めたが、5月に入るとまた不調。今はホームでの6連戦中なのだがまったくホームランが出ない。打てないとは言っても相手のピッチャーから見るとおっかないバッターであることには違いなく、4ボールでよく歩かされる。今年はすでに36個のBB(Base on Balls、四球のこと)で、実にヒットの2倍歩かされている。今日は気分転換のためか3番に入った。
今日のゲームはGiantsのLowry、DodgersのSeleの2人の先発投手の調子がよく、投手戦で進んでいく。Dodgersは3、4回にソロホームランで1点ずつとり2点。Giantsは5回の裏にピッチャーLowryのスクイズで1点取った。それでも試合のペースは速く、試合開始して1時間で4回裏まで終わっていた。
試合の終盤7回表、疲れの出たLowryがストライクが入らなくなった。満塁から押し出しの4ボール、替わったピッチャーも制球難で結局この回3点が入り5対1。Seleの調子から見て、今日は勝てそうもないという展開であった。しかし7回裏にGiantsが1点返すと、8回表のチャンスでDodgersはSeleに代打。その裏には斎藤隆が登板してきた。ここは3番Bondsからの打順であったが、あっさりと3者凡退。ここで客が帰り始めた。
しかし、5-2で迎えた9回の裏、打順は6番からの下位打線であったが、斎藤に代わって出てきたBaezを打ち崩した。Feliz、Durdhamが1,3塁に出てNiekroがヒットでまず1点。その後も攻撃が続き、最後は2番のVisquelがセンターに犠牲フライを揚げてサヨナラ勝ちとなった。Bondsの打席が終わって帰った客は最後のドラマを見逃してしまった。この結果、Giantsは18勝19敗となり、LA Dodgersと並んだ。
表題のBeat LAは「Los Angelesを倒せ」という意味。GiantsとDodgersはライバル同士で対戦には熱が入る。この掛け声は最後の9回に沸き起こり、文字通りDodgersを倒した。
これは今日のランチ。球場で買ったNachos Grande、6ドル。左下がトマトソース、右上がチーズメルト。ランチと言うよりちょっと重たいおつまみ。
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