このブログでは初めてプログラミングのことについて書く。
PyroWeb といウェブサイトを始めたのは1995年の10月頃(正確な日は覚えていない)であった。だからかれこれ10年以上になる。これは花火の情報を発信するウェブサイト(当時の言葉ではホームページ)を作りたいと思い、Bekkoameで始めたものだ。そしてこの中でやりたかったのが、Javaによる花火のシミュレーションの「Java Fireworks」であった。
花火が物理的な動きをするのでコンピュータシミュレーションでできることは昔から知られていたことだが、私は1994年ごろに会社のUNIXマシンで花火のシミュレーションを作って、Xlibの勉強をしたものだ。ただUNIXとCで書いたものは一般的ではないので、当時出現したインターネットとJavaを使えば世界中どの人にも自分の作ったプログラムを見てもらえると思い立ち、Javaへの移植を始めた。
ただ1995年当時のJavaの開発環境はほとんどなかったに等しい。コンパイラのJavacはSUNのサイトにあったし、Javaの入門書のCDにもついていた。しかしエディタとかデバッガはないに等しかった。デバッガはともかくエディタがないとプログラムさえかけない。しかも当時のWindows95はまだ11文字+3文字の拡張子という古いファイルシステムであったため、メモ帳でプログラムを書いても、Hanabi.javaというような名前ではセーブできない。Hanabi.java.txtとか、hanabi.j~1とか怪しげな名前のファイルができたりして余計な苦労をしたものだった。
一番初めに公開したJava花火はもうなくなってしまった。Java Fireworks 日本語 にある花火図鑑と花火大会というのが、かなり初期に作ったものである。ウィンドウにJava Fireworksのタイトルが出て、その中にJavaのキャンバスで書いたタイトルが出るが、これはあとから外側のウィンドウを付け加えたため。元はアプレットが無地のブラウザに出るようにしていたので、こういうタイトルをJavaで作っていたのである。
今見ると花火の星の動きが単純で不自然である。それでも当時は90MHzくらいのWindows95のマシンで開発していたので、これだけ動けば満足していたのである。
最近のコメント