昨日に続いてMLBの話。今日はOAKがYankee StadiumでNYYと、SFはLAと地元で対戦した。今日はどのゲームも早い時間に行われた。OAK@NYYは東時間の1時からなので、こちらでは朝の10時。昼頃にテレビを付けたらもう終盤であった。こちらは6-1で圧勝。Harenが完投勝ち。SFは今日もBondsが打てず(4ボールは2つ)。9回裏に大逆転をした昨日の再現はならず6-3で負けであった。
OAKとNYYの対戦では、OAKのChavezとNYYの松井秀が欠場。松井の怪我はご存じのとおり。私も生で見たわけでははいが、ESPNのSports Centerというスポーツ総合ニュースをつけていたら、アナウンサーがやたらと「MATSUI」を連呼している。画面を見たら例のスライディングキャッチで左手首を骨折するシーンが映っていた。3ヶ月の休みということだが、今シーズンはもう無理かも知れない。
Eric Chavezはこの前のToronto Blue Jays戦から欠場していた。何でも、寿司を食べて食中毒になったのだとか。昨日のゲームで4試合ぶりにDHとして出場したが、ヒットなし。今日の試合はまた休んだ。実績では松井の方が上だけど、Yankeesにとっての松井より、A'sにとってのChavezの方が存在感は大きい。3番か4番を打ち、守備でも内野のリーダーである。不調から抜け出せないFrank Thomasも最近出番が減り、今日はついにBobby Crosbyが4番を打った。彼は2年前の新人王だが、チームの中ではまだ若手。Chavezの代理はまだ無理だ。早くChavezに帰ってきてもらいたい。
松井の怪我はデッドボールに当たったとか、ランナーで相手選手と交錯したというものではないので、不運としか言いようがない。「残念です。早く治ってほしい。」 こちらで放映されている日本のニュースを見ても、ファンの街頭インタビューなどでは誰もが「残念です。早く治って欲しい」というようなことを言っていた。ま、これしか言いようがない。その中で巨人の原監督は、「我々の商売は怪我と紙一重のところでやっている。このことを自覚しなければならない」というようなことを言っていた。さすがは現場を経験した人は言うことが違う。
もうひとつ、イチローは「怪我は残念」と言う一方で、「こういう形で連続試合出場が途切れたのはよかったかも」と言ったらしい。イチロー自身連続試合出場をしていた時に、周りがそのことばかり気にかけるのが嫌だったそうだ。
MLBでは試合日程が厳しく、すべての試合に出る選手はなかなかいない。連日続く試合の中でどこで休みを取るかは、一流選手が好成績を残す重要な選択となる。A-RODも時々休むし、イチローが262安打を打った年も、前半は時々休んでいた。松井の場合NYYに入った時点で「日本からの連続試合出場」という記録があったため、明らかに不調の時にも試合に出ていた。その頃はオーナーが松井を辛らつに批判していた。まさにイチローが言っているような状況であった。
もちろんMLBにもCal Ripken Jr.のような鉄人タイプの選手もいる。しかし松井はRipkenのような鉄人タイプより、A-Rodのように毎年タイトルを争うタイプの選手を目指すべきだろう。復帰後は試合出場にこだわらず、ベストなコンディションでタイトルを狙う選手になってもらいたいものだ。
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