ホームラン競争

明日はMLBのオールスター戦。今日はその前夜祭だ。東海岸時間に合わせて放映されるので、生では見なかったが、西海岸でもちょっと遅れて放映してくれる。

場所は明日オールスター戦が行われるPittsburghの球場だが、今日も満員の人が入っている。前夜祭だというのに！ホームラン競争は日本でもやっているが、あくまで試合前のアトラクション。テレビの放映もない。しかしアメリカではそれが単独の興行になって、超満員の客が入るのだから驚きだ。アメリカンリーグの選手は黒、ナショナルリーグの選手は黄色のユニフォームを着ている。明日は自分のチームのユニフォームを着るが、今日は前夜祭で特別なユニフォーム。黄色と黒は地元のPiratesのチームカラーを意識したものだろう。

ルールは簡単で、コーチが投げた「いい玉」をフルスイング。ホームランになる数を競う。空振りやヒットは無効。気に入らない玉ならバットを振らなくてもよいというもの。見ているとグラウンドの中に20人くらいの子供がいて、ホームランにならなかった玉をみんなで追いかけている。さらにスタンドインしたボール、場外に出たボールも待ち構えていた人たちが拾っている。ここはGiantsのATTパークのように、ライトの裏が川になっているのだが、そこにはカヌーでボールを拾おうとしている人たちもいる。

さらにこのホームラン競争が終わると、オールドタイマーによるソフトボール大会もある。こちらは80年代、90年代に活躍したスター選手が出てくるが、殿堂入りの選手もいる。中には足が衰えてろくに走れない人もいるが、それもご愛嬌。見ていると、歌手やらアナウンサー、女優兼コメディアンなんて人もバッターボックスに出てくる。なんともアメリカ的な光景だった。