今日はSan Jose Mercury Newsからの話題を2つ。
Apple names Google CEO Eric Schmidt to board
まずApple Computerに新しい社外取締役として、GoogleのCEO、Eric Schmidtが就任する。GoogleとAppleはシリコンバレーの代表的な会社で、さらにMicrosoftには距離を置く2社だ。これからなんらかの協力関係ができるかどうかが注目される。さらにこの記事にはAppleの社外取締役がリストアップされている。元副大統領のAl Gore、J. Crew Group Inc.の CEO Millard "Mickey"
Drexler、Intuit Inc.の会長William Campbell、Genentech Inc. のCEOのArthur Levinson。J.Crewはアパレルで、IntuitはIT、Genetechはバイオの会社。これはバランスが取れているということなのかな?
おとといのエントリーで、シリコンバレーのWiFi という記事を書いたが、「街中全部がホットスポット」のような状態になると、やはりセキュリティの問題は生じる。そこで法律によって、メーカーにユーザに対する警告をすることを義務付けるということになるようだ。
New rules mandate wireless safeguards
これはノートPCのようなワイヤレス機能を持った製品に、「あなたのリソースを保護するために、セキュリティの設定を正しくしろ」という警告文をステッカーなり、インストール途中のメッセージに入れるか、ユーザがなんらかの行動してからでないと無線装置が働かないようにするなどの措置を採ることをメーカーに義務付けるというものだ。タバコの会社に「喫煙は健康を害する恐れがある」というメッセージをパッケージに印刷するように義務付けるのと同じ発想だ。
どういう警告にすればどれだけユーザが実行するかという、実効性が問題なのだが、それは誰にも分からない。公共の場で無料の無線LANが使えるというのは非常に便利でありがたい環境だ。しかし登録が必要ないとなると、当然セキュリティの問題が生じる。「タダより高いものはない」となってもらっては困る。
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