このブログの更新を1週間ばかりサボってしまった。前回書いたのが「Tax Cut」ということで、税金の申告をしたという話であった。アメリカの税金申告は4月17日までにやらなければならない。しかし4月に入ると郵便局も大混雑。皆駆け込みで申告書をIRS(税務署)に送るからだ。そこで今年はちょっと早目に送付したのであった。
ところが、今週に入ってある手紙を受け取った。差出人はMellon Investorという証券会社で、ここは私が勤務先の会社の株を購入する、自社株買いの手続きをやってくれているところ。手紙の内容は、
- 株主に払われた配当金についての収入証明書を送ります。
- 今まであなたを外国に住んでいる人として扱ってきたので、送付していませんでした(要するに忘れてました!)
- この収入証明書を使って税金申告をしてください。もしもすでに行ってしまった場合には、修正申告をしてください。それについてかかった費用は請求してくだされば、こちらが払います。
というものであった。
おいおい、もう1週間早く送ってくれたら間に合ったのに。しかも、修正申告には1040Xという特別な用紙が必要になる。Tax Cutでは出し方が分からない。しかし、「申告にかかる費用は負担します」ということなので、今回はプロを使うことにした。
H&R Brockという会社がある。個人向けの税理処理をしてくれる会社としては、多分全米最大のもので、いたるところに支店がある。会社のそばにある支店に行って見た。小さな事務所で、予約をしていなかったので担当者が空いていない。「では今日の午後遅くに予約を入れましょうか」などと話していると、奥から女性がやってきて、「手が空いたから私が見るわ。40分後にまた来てください」ということで急遽この税理士の人にやってもらうことになった。
40分後に行くと、もう入力は終わっていて書類をプリントアウトし、「ここにサインをして、IRSとカリフォルニア州の税事務所に送ってください」といわれただけであった。費用は50ドル。まあ、この50ドルはMellon Investorに請求すれば払ってくれる。今回の配当金は実質的には収入になるので、これを修正申告するということは、新たに税金を支払う必要があるということ。結局国と州にいくばくかの金をチェックで支払う羽目になってしまった。
事務所で待っているときに、おばあさんがやってきて出迎えた男の税理士の人に書類を渡して「今年もお願いします」と言っていた。アメリカでは全国民(収入のある人すべて)が税申告をする。これは公平なことなのだが、ある意味大変なことでもあるのだと感じた。
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