このブログまたまた間が開いてしまった。iPhoneについていろいろ書くことはたくさんあるのだが、なかなか時間が取れなくて。
今回は写真も取れたのでキーボードの使い勝手について。Appleのウェブサイトには、このソフトキーボードを説明するページがある。英語のビデオだが、iPhoneを使っている人、興味ある人は見てみる価値はある。実はiPhoneが出るまで、このキーボードのことは発表されてなかった。たしか事前に入手していた評論家が、「最初は慣れないが、慣れればこれほど使いやすいものはない。」と書いていた。
実際のところ、どうなのだろう?まず一番の問題は、ソフトキーボードには接触感がないので、ちゃんとキーが押されたのかどうかが定かではないということ。第2に、あの小さなキーボードを、指のデカいアメリカ人が打てるのかということ。
これは前出の評論家が書いていたように、慣れればなんとかなるというものだ。私も最初はミスタイプばかりしていた。特に左親指は思い通りのキーが打てるのだが、右親指は一つ左側のキーを押してしまい勝ちだった。
最近感じる最大の問題はデバイスの大きさである。やはりキーボード入力するには小さすぎるのだ。前出のApple.comのページの写真では、「左手でiPhoneを持って、右手人差し指でキーを押す」という写真が載っている。ビデオの中ではiPhoneを固定して、右手人差し指1本でタイプしているが、もちろん、こんな使い方では「キーボード」とは言えない。指をすべて使うのは無理だが、せめて両手を使って2本の親指で打つのが一般的な使い方であろう。
ところが両手で持つには、iPhoneは小さすぎるのだ。
この写真のように、親指を同じ高さに置こうとすると、他の指8本(または小指を除く6本)をiPhone裏に置かなければならない。しかしこの指先に置いただけではiPhoneが安定しないのでキーが打ちにくいのだ。そこで仕方なく、
このように左手の指でしっかりと持ち、右手はちょっと添えるように持つ。これだとiPhoneはしっかりとホールドされているので、キーをしっかりと打てる。しかしながら、左右非対称になるので、キーボードとしては使いにくくなってしまう。
そこでiPhoneを横にして持つ。これだと両人差し指と中指でiPhoneを固定できるので安定してキーが打てる。しかし、これは前にも書いたことだが、キーボード以外のスペースが小さくなってしまうため、1行分しか表示できない。ここで虫眼鏡のカーソルを表示させると、カーソルがどのキャラクタの前に出ているか見えなくなってしまうのだ。また、キーボードを横にできるのは、Safariなど一部のアプリケーションに限られている。
というわけで、「慣れれば使いやすい」ことは事実であるが、サイズが大問題というのが感想である。もちろんすべてのアプリケーションに合わせてハードウェア(筐体)を設計するのは間違いなのだが、文字入力は携帯デバイスにとっては非常に大切な機能である。キー入力のために筐体を大きくすることはないのだが、ノートやGoogle Mapsでも横表示をすることができなかったのだろうか?
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