今日のSan Jose Mercury Newsに載っていたが、iPhoneのうち6台に1台はユーザがアクティベートしているそうだ。つまり製品を買ったときにロックされているiPhoneを、正規以外の方法でロックを解除しているということ。iPhoneは140万台も売れたそうだが、そのうちの25万台がAT&Tとの回線契約をされていない。回線契約をしていないと「非常時の電話」しかできない仕組みになっているので、ほとんどは「独自の方法によって」ロックを解除したものと見られている。
iPhoneを買うと、iTunesでアクティベーションをするのだが、ここでAT&Tの電話番号を入れて認証を行う。この認証が通らないと、iPhoneはアクティベートされず、使うことができない仕組みになっている。
PhoneはAppleがAT&Tと独占契約を結んでおり、VerizonやT-Mobileといった別の携帯電話会社では使うことができない。しかし、日本と違ってアメリカではキャリアは回線だけを維持しており、端末は各メーカーが独自にデザインしている。ほとんどの機種は複数のキャリアに対応しているので、ユーザはまず機種を選び、次にキャリアを選ぶということができる。
このAppleとAT&Tの独占契約が、ユーザの反感を買っているのではないだろうか?クローズドなプラットフォームということで、ハッカーが燃えているのかも知れない。
ただ単にワイヤレス端末にするだけではなく、T-Mobileの電話機としても使えるようにしたツワモノもいるという。Appleの対抗策は、iPhoneのソフトをアップグレードする時に、契約のないマシンをディアクティベートするというもの。「いたちごっこ」という言葉が頭をよぎる。
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