こちらは先輩のK氏による招待。Kさんは筋金入りの阪神ファンで、友達と一緒に年間指定席を持っておられる。彼は6月にアメリカに来て、そのときにMLBのOakland Athletics対Texas Rangersを一緒に見に行った。その際、「ランナーが2人出た場面で、バントもせずにバットを振り回す」というシーンを見て、「これは日本の野球と全然違う」とおっしゃった。そこで「お前が日本に来たら、阪神の試合を見せてやる」ということで見せてもらうことになった。
宝塚を見た後だったので、甲子園に着いたのは7時過ぎ。3回裏が終わったころだった。日本の野球を生で観戦するのは久しぶり。しかも甲子園球場の阪神戦というのは独特な雰囲気がある。タイガースの攻撃中はほぼすべての観客がずっと叫んでいる。これはある意味「野球文化の違い」なのだろう。日本式の応援は独特の雰囲気があるのだが、あまりにうるさくて試合に集中できない。もうちょっと大人しく試合を見たい気もするのだが。
試合は4回裏に阪神が1点取った。中日の先発は山本昌だ。私が日本にいた頃に現役だった選手がだんだん少なくなってしまったが、山本もその数少ない生き残り。阪神先発は金村だったが、この人は日本ハムから移籍してきた人。金村は5回まで0点に押さえていたが、5回裏に代打を送られてしまう。その代打は赤星。赤星は本来はまだ先発で1番打者なのだが、首の痛みがあって今日は代打だったそうだ。その後6回表に出てきた阪神の渡辺というピッチャーの調子が悪く、一挙に6点を取られて試合が決まってしまった。その後裏に阪神は関本の3ランホームランで6−4と追い上げたが、その後は両チーム得点なく終了。中日が6−4で勝った。
試合後はKさんと別れて、阪神電車で梅田に向かう。Kさんによれば阪神が勝つと、六甲颪を歌ったりして球場に居残る客がいるが、負けるといっぺんに帰るので大阪行きの電車はホームに出るのが大変とのことだった。行きはJRの甲子園口からタクシーで来たので、切符を買っていなかった。しかし今は乗車用のカードが広まっているので切符は楽に買えた。大阪行きのホームに出るのも、それほどの苦労はせずにすんだ。タイミング良く梅田行きの臨時特急(尼崎にも止まらず、梅田まで行く)が来て、意外に早く楽に帰ることができた。
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