昨日はNFLの頂点を決めるSuper Bowl XLIII(第43回スーパーボウル)が行われた。試合はPittsburgh SteelersがArizona Cardinalsを破って6回目の栄冠に輝いた。終盤に逆転劇が2回もあって、スリリングないい試合となった。
しかし、そのCMを見ると、不況の波を実感させられた。
スーパーボウルは1年の中で最も視聴率を稼ぐ番組と言われる。現在はCBSとFOX、NBCが交代で中継しており、今年はNBCの番だった。NBCはゲームが始まる9時間も前から特番を組んでおり、この日はスーパーボウルしかないという状態だった。
CM業界にとっても、スーパーボウルは一大イベントであり、この日のために高い広告料をテレビ局に払い、手のこんだ新作CMを作って流す。そのため、スーパーボウルのCMを集めたウェブサイトなんてのが毎年立ち上げられてきた。
ところが、今年は様子が違った。
- NBCや系列テレビ曲の番組宣伝
- 新作映画のコマーシャル
- いつも流しているのと同じCM
がやたらと目立った。1は言ってみれば自社の宣伝だから、広告収入にはならないはず。2も映画製作にかなりテレビ局が出資しているっていう話だから同じようなものだろう。
目立ったのはGoDaddy.comというインターネットサービスプロバイダ、CarreerBuilder、Monsterといった転職サイトといったところ。彼らはここ数年テレビにCMを流し始めた新興勢力。
一方CMの老舗というと、コカコーラ、ペプシ、バドワイザー、マクドナルドといったところ。今年もCMが出ていたが、圧倒的に数が少なかった。それに見たことあるようなCMだったので、今年はスーパーボウルのために作ったのは一部だけだったのだろう。
まあ、この辺にも金融メルトダウンの影響が見て取れる。こちらによれば、今年のスーパーボウルの「視聴者数」は歴代3位だったそうだ。広告料収入はどうだったのだろう?
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