3日目は外に出てみようということで、Puerto Vallarta市内に行くことにした。今回泊まっているDreams Villamagna Nuevo Vallartaというところは、リゾート地でPuerto Vallartaから離れている。Puerto Vallartaの空港から反対側にある。
リゾートから市内に行くにはタクシーを使う。メキシコのタクシーはメーターがなく、最初に「どこどこに行きたい」と言うと、そこで値段を教えてくれる。リゾートホテルから市内までは200ペソが相場になっているようだ。
メキシコのドライバーの運転は荒い。よく言えばアグレッシブ。非常に「積極的」な運転をするのだが、後の席から前を見ていると怖い。スペインやイタリアなどラテンの国の運転は荒いという話はよく聞くが、メキシコもまさにそうだ。ある人が「カトリックの国の人は、神が自分を守ってくれていると信じているので、怖くないのだ」と言っていた。メキシコのタクシードライバーたちは、バックミラーに十字架をぶら下げている。それが彼らの「お護り」になっているのかも知れないが、乗っている客は怖いのである。
行き先は「Cathedral(カテドラル)」と伝えた。ドライバーの英語が怪しいので、絶対に分かる場所としてはそれがいいだろう。Puerto Vallartaの中心にある教会についた。典型的なカトリックの教会で、ステンドグラスやら宗教的な絵画が飾られている。祭壇に行くとろうそくをたてる燭台があるのだが、ここのは「ハイテク」だった。ガラスの中にろうそくを模した赤い円筒形のものが立っていて、その上にLEDのライトがあるのだ。そして手前には賽銭を入れるためのコインの溝がある。ここにコインを入れると、LEDがついてろうそくがついたことになるというものだ。宗教もここまでハイテク化されているのだ。
教会の後、Tourist Information Centerに行く。これは「地球の歩き方」に載っていた。地図をもらうために入ったのだが、そこで思わぬ情報を得たのだ。子供が描いたと思われる花火の絵が飾られていた。さらには花火のポスターがあって、そこにdel 20 al 24 de Abrilと書いてあるのだ。AbrilはAprilだろう。今日は21日なので花火が見られるのではないか?そう考えて、花火の写真のあるチラシを見て、係員に「今日花火が見られるのか?」と聞いてみた。すると、「今夜スタジアムで見られるよ」と言うではないか。今回は花火のことなどまったく考えもしなかったが、なんという偶然か、今日この日に花火が見られると言う。いずれにしても夜のことなので、一度ホテルに行って出直す必要がある。とりあえず今は観光を続けることにした。花火については、写真やビデオも撮ったので、また改めて書こうと思う。
その後市内を歩く。「歩き方」に「民芸品市場」とあったところに行ってみると、雑多な店がたくさんならんだ一角に入った。洋服やら民芸品やらを売ってる店が軒を連ねている。Holla! Amigos どの店の前を通ってもそう声をかけて来る。
そのマーケットから出て公園みたいなところに入るが、そこにも店が並んでいる。その奥には Museo Arqueologico "El Cuale"と書いた博物館がある。MuseoはMuseum、ArqueologicoはArcheology(考古学)だろう。昔の遺跡から出たような土偶や土器が飾られていた。ちなみに無料。
さらに公園を進んでいくと、橋があって海に出る。その橋のふもとでは水遊びしている人もいる。観光都市だけあって、海辺には彫刻が飾られている。さらには砂浜で砂で作った彫刻が並んでいる。1つはモーゼの十戒、1つはキリストの最後の晩餐であることは分かった。 さらに30メートルくらいの鉄塔が立っていて、その上に台みたいなものが作られていて、4人の男がそこに登っている。これは曲芸をしてくれるものだ。しばらくすると上の台が回り出し、4人の男は胴体にヒモを付けて逆さになりながら下りて来る。上の台座は回転しているので、4人はヒモで逆さ釣りにされながら、回りながら、少しずつ下りて来る。しかもその間に太鼓を叩いたり、笛を演奏したりしているのだ。これはなかなかすごい。その後、この海岸線にあるレストランで昼食を取って、タクシーを拾ってホテルに帰った。
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