Las Vegas旅行の最後は大変な結末だった。
もう一度前提を書いておくと、5月25日(月曜日)はメモリアルデーというアメリカの休日だった。そのため3連休となる。日本のゴールデンウィークのような長期の連休がないアメリカでは3連休になると、皆旅行に出かける。例年はこういう時には出かけないのだが、今年も後半になるとフットボールで旅行に行くチャンスもないと思って、Las Vegasに2泊旅行を決行した。
で、帰宅する月曜日。ちょっと早めにホテルを出てLas Vegas空港に向かった。国内線は1時間前にチェックインするが、2時間は前に空港に就いた。
US Airwaysのカウンターで自動チェックイン(コンピュータ端末で切符を発見する装置)にカードを通すと「予約がありません」という意外なメッセージ。仕方ないので人がいるカウンターに行くと、「お客様の座席はまだ未定です。搭乗口でアサインします」とのこと。
一応荷物をチェックインして、セキュリティゲートを通って、搭乗口に行く。底でカウンターの人に聞くと、「まだお客様の席は決まっていません。これからボランティアを募りますから」と言う。
これはいわゆるオーバーブッキングが発生したということなのだ。つまり飛行機の座席以上の数のチケットが売り出されたということなのだ。こうなるとキャンセル待ちが出るのを待つしかない。
どうするかと言うと、ボランティアを募るのだ。「このフライトをキャンセルして、次の便に代えてくれたら○○ドル出します」というアナウンスをする。誰かが名乗り出たら、そこに余った客をアサインする。ところが、この日の便はSan Jose行きの最終便なので、次の便は翌日になる。さらにこの日は連休の最後の日だった。キャンセル料をせり上げたらしいが、結局ボランティアが現れなかった。私たちと、もう1組の家族が、チケットを購入したにも関わらず、飛行機に乗れない羽目になってしまった。
いくら文句を言っても、飛行機は出てしまったので、どうすることもできない。向こう(US Airways)の言う通りに補償を受け入れるより他に方法はない。まずUS Airwaysが提供する宿1泊と当日の夕食、翌日の朝食の金券をもらう。食事の金券とは言っても、1人あたり夕食が10ドル、朝食が5ドルにしかならない。
US Airwaysが提供してくれたのは、Hyatt Placeと言う宿だった。Las Vegasとは言っても、Stripの外れでカジノもない。Hyattとは名がつくが完全なビジネスホテルだった。
しかしこれとは別に、補償金として2人で1300ドルくらいのチェックをくれた。これで今回の旅行のうち、飛行機と2泊のホテル代はほぼタダになってしまった。
それでも、着替えなどはスーツケースに入れて、チェックインしてしまったので、ホテルのそばのCVSで下着やら靴下を買うことになったが。ま、補償金をもらったのでこれもよしとしよう。
それから会社の上司に電話して、「明日は遅れる」と連絡。アメリカじゃこういうことは珍しいことではないらしく。「あっそう、分かった」でおしまい。
ちなみに夕食はホテルの向かいにあるHardRock Cafe Las Vegasに行った。ここは有名ミュージシャンが使ったグッズなどが飾ってある、ある意味有名な店だったそうだ。
今回の教訓としては、
- 連休の帰りの便は要注意
- それでも、オーバーブックに当たるといろいろラッキーなこともある
- 着替えのうち、少しは手荷物に入れておくとよい
ということか。
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