2005夏旅行記(6) Codyの町へ

Moose騒動の後、Shell滝を見て、さらに14号線を西に進み、Codyという町に入った。ここは四角いWyoming州の上の辺の左から4分の１くらいのところ。ここのIrmaホテルというところが昼食の場所となった。

このCodyというのは昔Buffalo Billと呼ばれた男の本名（William Cody）からつけられたのだという。Buffalo Billは19世紀の西部開拓の時代の白人側のヒーローである。草原インディアンと戦い、バッファローを何匹も殺したので、Buffalo Billの異名をとった。戦いが終わった後、インディアンやバッファローを引き連れてNew Yorkなど東海岸でWild Wild Westというミュージカルショーを興し、これが大当たり。Buffalo Billは大金持ちになった。

こうなるといろいろな人間がおこぼれに預かろうとよってくる。Wyomingの片田舎の町おこしに投資して、この町をCodyとなずけたそうだ。ここにあるIrma Hotelは彼の娘の名前だそうだ。

写真のIrma Hotelは町の真ん中にある。町にある看板にはどれも「Buffalo Billの町」と書かれており、彼の名前を冠した公民館やら歴史博物館などが建ち並ぶ。このようにこの町ではヒーロー扱いされるBuffalo Billであるが、その晩年は人にだまされて一文無しの状態となり、最後はサーカスの団員となって旅先のDenverで亡くなり、ついにCodyに帰ることはできなかったのだとか。