Codyを出た後は14号線をまっすぐ西に向かって走り、午後2時半にYellow Stone National Parkの東口に入場。Yellow Stone NPは東、北東、北、西、南と5つの入り口がある。今は9月の初めだが、10月になると雪が降り始めて道路が閉鎖される。そのため北以外の入り口は閉鎖されてしまうのだそうだ。入ると写真のようなバッファローがいる草原と、林が交互に現れる。林は1987年の火事で焼けてしまったが、すでに新しい木が生え始めて、新しく森が生まれ変わっている。
しばらくするとYellow Stone Lakeが道の左に現れる。突き当たったところを左に曲がり、湖に沿って走るとWest Thumbというポイントに付く。Yellow Stone Lakeは左手をおいた格好になっていて、その親指の先にあるからこの名前が付いている。でも人間の手には見えない。あえて言えば恐竜の手か?ここに1キロほどのトレイルがある。ここを歩いてみると、火山活動が盛んで、温泉が湧き出している場所がいくつもある。間欠泉がGeyser、常に湧き出しているのがSpringである。温泉の温度によって、中で生息できる藻やプランクトンの種類が違い、それによって色が違う。そのため、黒、青、赤、黄、緑と色鮮やかな温泉がいくつも見られる。例えばBlack Poolという名の温泉があるが、以前は黒いバクテリアがいた。しかしその後水温が上がって今は鮮やかな青になっている。
その後ようやくこの日と次の日の2泊するOld Faithful Innに到着。宿の目の前にOld Faithfulという間欠泉がある。Faithfulとは「忠実な」という意味だが、決まってある時間になると噴出するという間欠泉である。もっとも噴出の間隔も長い時間によっていろいろ変化しており、現在は92分に一度というタイミングになっている。宿についてしばらくすると噴出がある(フロントには次の噴出時間が表示されている)というので、さっそく見に行った。Old Faithfulの周り100メートルくらいは立ち入り禁止で、その前にベンチが並んでいる。何度か小出しした後、写真のように大きな噴出が始まった。
その後はOld Faithfulの裏に回りこんでGeyser Hillというトレイルに行く。ここはWest Thumbよりも広く、温泉がたくさん湧き出しているところである。日本人だったら温泉に入りたくなるだろうな。しかしここで出ている温泉は熱くとても入れない。その代わりお湯が澄んで底が見えていたり、青だったり黄色だったり緑だったりといろんな色が見える。また間欠泉だったり、湯気だけ出ているものとかいろいろな種類のものが見える。写真はCastle Geyser(城泉)と名づけられたもので、城の形をした岩から湯気が出ている。これも2時間おきに噴出する(見なかったが)。
この後は宿(Old Faithful Innの別館のSnow Lodge)にて食事して、泊まる。食事はガイドが進めたステーキを食べてみたが、アメリカンサイズででかいのなんの。健康志向の強いカリフォルニアで生活していると外食しても量はそれほど多くないが、ここではアメリカの標準サイズなのだな。たらふく食べた後で見た夜空には天の川(Milky Way)がはっきりと見えた。
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