アイスクリーム工場を見た後は、まっすぐBurlington飛行場に向かい、帰路に着く。先に書いたように、Burlingtonからシリコンバレーに直行便はない。帰りもBoston経由で帰るのだが、ここでひと騒動。
BostonからSan Franciscoは両親がもともと持っていたAmerican Airlinesに乗ることが決まっていた。BurlingtonからBostonへの飛行機は後から買い足したのだが、この区間にはAmericanはない。結局Continentalの便を予約した。Bostonでの乗り継ぎ時間が2時間あるので、大丈夫だとは思っていたのだが・・・
Burlington飛行場について、まずDepartureのモニターで出発便の状況をチェックしようとすると、乗るべき便が乗っていない。不審に思ってContientalのカウンターに行くと、「あ、Boston行きですね」という感じで問題なくチェックインできた。しかし待ち合わせの16番ゲートに行っても表示がない。改めてモニターを見ても、表示がない。さらに同じ16番ゲートから、16時11分に出る便がある。こちらは16時20分だというのに。何度か係員に聞いても、「ここ(16番)でよいのだ」と言う。
そのうちに、「Boston行きの飛行機の時間が変更になる」というアナウンスがあった。こちらはBostonでの乗り継ぎがあるので、ちょっと焦り始めた。16番ゲートの向こうでは11分発の飛行機が出発したところ。そこにBoston行きの飛行機に積む荷物を載せた(と思われる)トラックがやってきた。「さて、肝心の飛行機は?」と探してもまだいない。ここでもう一度カウンターで聞いてみると、Boston行きは折り返しの飛行機になっていて、今到着を待っているのだと言う。もうすぐ到着するという連絡があって、到着すれば10分もしないで離陸できるのだとか。おいおい本当か?
気を揉みながら滑走路を眺めていると1機のContinentalのプロペラ機が降りてきた。しかし形が旅客機ではなく、荷物を運ぶような形である。しかし停止すると、そこから乗客が降りてきた。待っていた荷物も、この飛行機に積み込むようだ。それにしても不恰好な上に小さな飛行機だ。一方カウンターでは、オーバーブッキングのため、一人乗らないボランティアを募集している。こちらは4人だし乗り継ぎ便が決まっているので乗らないわけには行かない・・・しかし、雨天にこの飛行機を見たところ、すぐに一人の男性が名乗り出てくれたので、スムーズに乗ることができた。
中は左の写真のような状態。まず座席は全部で19席。搭乗券にはAかFしか座席指定がないのだが、どちらも窓席。つまり両側2つしかない。それが9列。最後部は真ん中に座席があるので、全部で19席である。一人ボランティアで降りた人が出たため、この19席がすべて埋まった。パイロットは2人。そのうちの1人はこのBurlingtonまで操縦して来た人で、結局彼は降りずにそのまま座っていた。もう一人のパイロットが客席に挨拶していざ出発。
この小さなプロペラ機の上に、雨が降っているので結構ゆれた。飛行機には慣れているつもりだが、それでもつい足を踏ん張ってしまう。ほとんどは雨雲の中で下も周りも見えないところを飛んでいたのは幸いだったかも知れない。そういえば、窓を閉めるシャッターは付いていなかった。高所恐怖症の人にとってはかなりつらいフライトになるかも知れない。
とりあえずフライト自体は予定通り1時間。Bostonへは当初の予定時間より遅れたが、それでもSF行きのAmericanにはちゃんと乗り継ぐことができた。
ちなみにこのプロペラ機はBeach 1900Dという型だそうだ。
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