土曜日は昼と夜のパーティ連荘となった。クリスマスのある12月はパーティーのシーズンでもある。イブ、クリスマスになると家族が集まることが増えるので、友達同士はその前に会うことが多い。
まず昼は昔の友人の中国人の家。彼は日本にいたときの会社の同僚なのだが、アメリカに移住して再開したという人である。彼は今年5月に新居に引越しして、本当ならもっと早くそのお披露目をすると言っていた。しかし、引っ越したら家の片付けが忙しく、結局年末になってようやく人を招待できるようになったという。
で、今回のパーティーは彼のお子さんの友達とその親という人たちが来ていた。大人が10人ほど、子供は7,8人かな?別の部屋でゲームに熱中して、メインルームに出てこない子供もいたようなので(それくらい広い家なのです)、子供はもっとたくさんいたかな。
中国・台湾系の人が多くいたので、料理は充実していた。手前は左が焼きそば、真ん中が揚げ春巻き。肉類は雨の中、庭にあるバーベキュー台でご主人が焼いたもの。上の写真はテーブルではなく、台所の調理台。これでこの家の広さがお分かりいただけるだろう。
ところで子供の中に10年生(高校1年)の女の子が4人くらいいたのだが、このうちの2人が学校の外国語クラスで日本語を学んでいて、来年の夏にはホームステイで日本に行ってみたいということであった。実は今回私が呼ばれたのも、彼女たちのために日本語会話の練習台になるのと、質問に答えて欲しいという理由もあったようだ。でも、初めて会った日本人と日本語で話せと言っても、15、6歳の女の子にとっては恥ずかしいという気持ちもあって、なかなか最初はうまくいかなかった。
「こんにちは」「はじめまして」「わたしは○○といいます。私は日本に行きたいです。」というような感じで、ほほえましいというか堅苦しい会話をした。まあ、考えてみれば外国語の特に会話を学ぶ場合、たいていこのように会って挨拶や自己紹介から入る。
- How do you do?
- Hello.
- My name is ***. I am studying English.
みたいなもの。しかし母国語でこのような形式的な挨拶をすると、こっちが照れてしまう。相手がこちらの言ったことが分からなかったり、言おうとしてうまく言えないときには、つい英語で助け舟を出してしまう。しかしあちらは日本語の練習をしているので、本当なら我慢して向こうができるまで待たなければならないのだろう。途中で妻にまかせて退散してしまった。まあそれにしても彼女たちは今アメリカで学校に行っているので英語は完璧。家庭では中国語を喋っている。その上学校で日本語を学んでいるのだから、高校生で早くもTrilingualになろうとしているわけだ。なかなかすごいことだ。
- 元気ですか?
- はい。あなたは?
- はい、私も元気です
- 今日はお会いできてうれしいです
- さようなら。また会いましょう。
英語だと言えるのだけど、日本語で言うと何だか堅苦しくて恥ずかしい。まあ、確かに日本人同士の会話の中で似たようなことを言っているのだが、相手が日本語を学んでいる学生だと、きちんとした文法ではっきりと言おうとするものだからかえって不自然になってしまう。
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