WBC(World Baseball Classic)で日本がキューバに10-6で勝ち、見事初代王者に輝いた。イチローがチームをよく引っ張ってくれたようだ。
スコア
JPN 4 0 0 0 2 0 0 0 4 10
CUB 1 0 0 0 2 0 0 2 1 6
実はこのWBCを見たのは準決勝の日本対韓国が初めてで、この決勝が2試合目。トリノオリンピックでも荒川のフィギュアスケートの2日目だけ見たのと同じく、最後の美味しいところだけ見た。
というのも、このWBC、主催したはずのアメリカでは全然盛り上がっていない。特にここベイエリアの地元からはAthleticsの救援投手Streetがアメリカ代表に選ばれたが、GiantsからはBondsが辞退してゼロ。新聞では試合結果は載せるが、写真はほとんどないというありさまで、どうでもいい扱いだった。加えてアメリカ代表では、最終的にZeterとかRodriguesが出たものの、それ以外の大物は辞退。そのAlex Rodriguesにしてもアメリカ代表で出るのか、プエルトリコ(親が出身ならその国代表になれるそうな)代表で出るのか迷っていたし、地元A'sのChavezはアメリカ代表から落選すると、メキシコ代表で出ることを画策してみたりと、シーズン開幕間際にトレードをするような状況になった。「自分が最大のパフォーマンスを発揮できるチームを選ぶ」というのはある意味プロとして当然なのかも知れないが、これではとても「国を代表する」という意識は生まれてこない。
加えてこの決勝戦はESPNでの放送があったのだが、ちょうどNCAA(全米大学)のバスケットの試合が直前に放送されており、なおかつその試合が延長戦に入ったのでWBCの放映時間が遅れてしまった。まあアメリカが決勝に出ていれば対応も変わっていたのかもしれないが、今の状態ではWBCとは言ってもこのような扱いだということだ。
ま、いろいろと批判は多いが、WBCは始まったばかり。これから回を重ねて言って権威ある大会にしていってもらいたい。権威が出てくれば、メジャーリーガーたちも積極的に出てくるようになるだろう。オリンピックで野球がなくなった以上、WBCを何としても続けていってもらいたいものだ。
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