ちょっと間が空いてしまったが、Java花火の制作2 の続き。Javaのプログラミングそのもの
ではなく、その環境のことばかり書いている。
前回書いたように、最初Symantecから発売されていたVisualCafeを使っていたが、このソフトがその後WebGainに移り、そのWebGainが倒産してしまった。そのためサポートもバージョンアップもないVisual Cafe 4.1aを使い続けていた。
技術が枯れたとは言え、オペレーションに慣れていたのでVisualCafeは使い心地がよかった。しかし、さすがに何年も使い続けると、不満も出てくる。仕事の方ではWindows上でVisual C++からVisual Studio 5、Visual Studio 6、Visual Studio.NET 2003、同じく2005とバージョンアップしながら利用していたので、Visual Cafeに段々と不満ができるようになった。
まず、検索機能。VisualCafeでは検索コマンド(Ctrl-F)で小さいウィンドウが出る。そこに検索文字を入れてリターンを押すと、プログラムのソースコードで検索をして、そちらにカーソルが移動してしまう。2回目以降は改めて検索コマンドを起動して、Find Nextとしなければならない。一方Visual Studioでは、カーソルは検索文字を入力するテキストボックスに残ったままなので、2回以上Enterを押すと、次の検索文字に移動していく。これになれてしまうと、検索のときに何度もEnterキーを押してしまう。こうすると、プログラムのウィンドウにカーソルが移って、余計な改行を入れてしまう。これが非常に嫌であった。
そんなわけでJavaのSDKをバージョンアップをしようと思って、いろいろと探してみたところ、Eclipse にたどり着いた。これはeclipse.orgが提供するフリーソフト。現在のバージョンは3.1である。多少のオペレーションの違いはあるが、慣れてしまえばこっちの方が新しいので使い勝手はよい。何より現在もサポートされており、時折バージョンアップもされている。
というわけで、VisualCafeで開発していたプログラムを、eclipseの環境に移植するところから始める。もちろんjavaのソースコードは同じだが、プロジェクトファイルなどは新たに作る必要がある。これを機会にライブラリの構造など整理した。
このように強力なSDKを入れたので、久しく放ったらかしてしまったJavaの花火シミュレーションもまた開発ができるようになった。以前から構想中であったものを現在作成中である。
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