「49ersが4月30日のNFLドラフトでいい指名ができた」ともっぱらの評判である。ファンやジャーナリストも肯定的なことを書いている。必然的にNFL関係の新聞やウェブサイトを見るようになる。
すると他チームだが、ユニークな選手がドラフト、ドラフト外で入団していた。
すべてNFL Japanの記事だが、
1と2は日本語だけで、まだ英語サイトでは発見できていない。まず1は俳優のデンゼル・ワシントンの息子のジョン・デイビッドがRamsに入ったとのこと。これはたまたま有名な俳優と新人選手が親子の関係だったということなのであろう。
すごいのは2と3。2でNY Giantsにドラフト外で入ったというジャイ・ルイスは高校時代にフットボールをやっていたが、大学に入ってからはバスケットボールに転向し、5年間フットボールをやっていなかったとのこと。身長が2メートルあって、かなり大型の選手らしい。
3のWashington Redskinsにドラフト指名されたジェレミー・ブルーム Jeremy Bloom はスキーのモーグルでなんとソルトレイク、トリノと2つの冬季オリンピックにアメリカ代表で出場した。ちなみにRamsも元バスケットボールプレーヤーと契約したそうだ。
Rams sign former UConn basketball player
昔Bo JacksonというNFLとMLBを掛け持ちしていた人もいたように、アメリカでは2つ以上のスポーツに長けた選手というのがいる。アメリカでは子供の頃からいくつものスポーツを掛け持ちでやらせるという文化があるようだ。アメリカではサッカーの人気はあまりないが、実は競技人口は世界で一番多いそうだ。これも子供の時にまずサッカーからスポーツをはじめ、成長する過程で野球やバスケットなど別のスポーツも始めるということらしい。そういえば、以前紹介した「マネーボール」という本の主人公、Billy Beaneは高校から野球でプロ入りしたのだが、思ったよりも評価が低いのでStanford大学に進んでフットボールでプロ入りしようかと悩んだという場面があった。
私の友達のお子さんはアメリカにいるときに野球とサッカーをやっていた。ところが日本に帰った時に2つのスポーツをやることができなかったらしい。「1つに専念しろ」ということらしい。さしたる根拠がないのにこのように言われ、ショックを受けて結局両方とも辞めてしまったそうだ。昔テレビでサッカーのクラブに入るのに、監督が親に「塾にも行かせるな」と言っているところを見たことがある。これもある意味文化なのかも知れないが、あまり小さい時にほかの道を閉ざして1つの道に専念させるというのはいいことではないと思うのだが。
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