今日はSVJETS の会合に出てきた。これはSilicon Valley Japanese English ToastmasterSの略。Toast Masterというのはスピーチを練習するクラブのようなものである。正式にNPOの認定を受けている。
私の場合、仕事は研究職なので発表の時くらいしかフォーマルに話すことはない。ふだんのミーティングは実にインフォーマルで、議事のアジェンダなどもない。しかし実際に会社でのミーティングに出ていると、自分の言いたいことがすべて言えなかったり、言い負かされたりということが多い。英語のネイティブでないから仕方ないのだが、これではいけないと思い、マネージャーに相談してみたところ「Toastmaster Clubに行ってみたら?」と言われた。
アメリカにはこのToast Masters Clubがどこにでもある。それだけスピーチをする機会がたくさんあり、仕事に必要なものと考えられているのであろう。探そう探そうと思っているうちにずるずると時間が経ってしまったのだが、JTPAの会合の時に羽田さんにSVJETSの話を聞いた。日本人を中心とした英語と日本語のスピーチクラブだという。最初はこういうところから始めるのもいいだろうと思い、参加することにした。
場所はSan JoseのダウンタウンにあるAdobeのビル。来客用の会議室で行われている。今日の参加者は12人。私ともう1人は見学ということでゲスト扱いであった。
2時間のうち前半が英語、後半が日本語と分かれている。英語・日本語それぞれスピーチをするのは3,4人というところ。ひとつひとつのスピーチは4分、7分、10分というように時間が決められている。その中でまずスピーカーが喋る。タイムキーパーは時間を計る。といっても、タイマーがあって、終了時間の2分前に青、1分前に黄色、終わった時に赤のランプがつくようになっている。Ah Counterというのは言葉に詰まって「アー」とか「Well...」というような言葉を何回発したかを数える人。グラマーのチェックをする人がいて、これは英語のフレーズや単語のチェックをする人。さらに全般的にチェックをする人もいる。つまり4人がチェックしている。全員喋り終わると、最後に誰が何分オーバーしたとか、何回「アー」を言った、文法的に間違った単語を使ったなどのチェックが行われる。
もう一つはテーブルトピックと言って、誰かがリーダーとなりテーマを提供する。当てられた人はそのテーマに沿って1分ばかり喋るというもの。これも時間や文法がチェックされる。
最後にトーストマスター(その日のリーダー)が言っていたが、時間はともかくAhの回数をこれだけ厳密にカウントするのは日本人だけだそうだ。アメリカ人だけの時はこの辺は結構いい加減になるらしい。
もともと興味があったし、月に2回というペースも都合がよさそうなので、はじめてみることにした。
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