PCゲームのURUをようやく終わった。始めたのが2月だったので4ヶ月近くかかってしまった。もっとも途中2ヶ月近く休んでいたのだが。
とにかくこのゲームは手が込みすぎて難しい。MYSTシリーズのファンだから最後までやったが、そうでなかったら脱落していたかも。以下自分なりの感想を。
- 世界観
MYSTシリーズでもっとも大事なのが接続書を元に作られる時代(AGE)の数々。新しい接続所に触る時の、「どんな世界に行くのだろう?」「どんな仕掛けが待っているのだろう?」という期待は相変わらずこのゲームの醍醐味だ。この世界観はいいのだが、アトラスを中心とする人物たちが、ずっと関わっているのはどうなのだろう?URUの主役のイーシャはアトラスの娘らしいが、これはEXILEであの女が抱いていた赤ん坊なのか?MYSTに出てきたシーラスとアクナーもアトラスの子供だったのだが、一体どれだけ子供がいるのやら。 - パズル
正直言って難しい。MYSTシリーズをプレイするのは、最初のゲームからずっとやり続けているコアなファンが多いので、それに答えるためにどんどん難しいパズルを仕掛けているように思える。 - グラフィックス
きれいなのだが、それが原因でNVIDIAのボードとの間で不具合が起きるというのは致命的。今回も「月の部屋」で起きたトラブルは極悪なものだった。この月の部屋でのパズルは極悪ともいえる難しさのもの。床に当たる光のパターンで道が示される。しかしこの光の道を歩いたらトラップにおちる。影になっている床を歩いていくのが正解なのだが、ここでカメラの位置が悪くてアバターをコントロールしにくい。この難しいパズルも、正しい光のパターンが現れてこそなのだが、グラフィックスハードウェアとの相性で正しいパターンが出てこない。これではパズルが解けないではないか。攻略サイトのおかげでなんとか解いた。他にも、洞窟のなかで床や壁が白く表示されたり、レルトの島で地面が白くなったりとせっかくのきれいな世界が全部表示されなかったのは残念。
このゲームはリリース後に追加された部分があるので、おおまかにわけて3つのステップに別れる。
- 最初の4つの世界
クレフトからレルトに落ちて、レルトにある4つの石柱から接続できる4つの時代に行くところ。ところが、ゲームの途中で次の「To D'Ni」の世界へ行く接続書が出現する。そのため、行ける場所がどんどん広がるばかりで、そこでの目的が分からなくなってくる。ここで詰まったのは、エデル・ギラとケーモ。エデル・ギラにある暗い洞窟で視界をよくするため、ケーモに行って夜光虫を連れてこなければならない。これがジャンプしたり走ったら逃げてしまうので、ゆっくり歩かなければならない。 - To D'Ni
べビン、エーグラなどドニの都市の中を探索するコース。ここでは「マーカー」と呼ばれる発光体を集めていくのだが、この数が多すぎる。さらにレズィーロという発電機を動かした後、角度、距離、高さを使って3つのマーカーを探すことになる。ところがその3つ目のマーカーが問題。べビンの教室で角度と距離が合う。しかし高さが違うため、マーカーを見つけることができない。この教室の上か下にあるのだが、探してもそこに行く階段がない。正解はなんとエデル・ケーモにあるリンクストーンからその場所にいけてしまうのだ。それじゃ、KIで距離や角度を表示するのが意味ないやん! - The Path of the Shell
これが最後の段階。何といっても最後の最後に苦労した、「15分待つ」というやつ。これが3箇所ある(。「待つ」ことについては、それらしいヒントが本に書かれているのだが、その時間は625プロランというもの。このプロランはD'Niの世界の時間の単位だが、この625が14.5分に相当するというのを計算するという点がふつうじゃできない難解さ。時計が進む音が聞こえるので、「待っている」ことは分かるのだが、15分というのはちょっと長すぎる。
てなわけで文句はいっぱいあるのだが、やはりMYSTシリーズはよい。あとRevelationとEnd of Agesを持っている。また時間を見つけてやってみたい。
ちなみに、日本語の攻略本というのは存在しない。今回参考にしたのは、
- Prima Official Game Guide "MYST URU Complete Chronicles"
という英語版の攻略本と、
という2つの日本語の攻略サイトである。
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