にんにく祭り

ベイエリアではかなり有名なイベントが、Gilroy市で行われるガーリックフェスティバルだ。例年7月の暑い時期の週末3日間で開催される。

こちらは会場入り口に止めてあったトレーラーの上に鎮座しているマスコット。

Gilroyは農家が多く、中でもにんにくが名産のところだ。その町おこしのイベントがこのガーリックフェスティバルなのだ。会場はGilroyのはずれにあるChristmas Hill Park。山の中にあるキャンプ場のような場所だ。高速101を走っていると、「ガーリックフェスティバルはここで出ろ」という表示がある。ガイダンスに従って行くと、公園の裏山の駐車場に付く。そこからはピストン輸送のバスに乗って、会場に着く。入場料は大人1人12ドル。子供と老人は6ドルとなる。

これは土産もの屋にならぶ調味料。チリソースにも当然にんにくが入っている。

会場にはこのような食べ物屋の屋台が並ぶ。今日は息がくさくなってもかまわない。とにかくにんにくを食べるのだ。

今日食べたのはGarlic Fries。フライはポテトフライのことだが、それに大量のにんにくの粉がかかっている。上の写真はCrab Garlic Friesといって、さらにその上にカニマヨネーズが乗っている。食事としてはジャンクなものだが、暑い時に食べると美味い。

こちらは食事以外のものを売るショップのコーナー。洋服、食器、アクセサリー、絵画などいろんなものを売っている。アメリカではお祭りがあると、たいていこのような屋台村ができる。はっきり言って店に行って買うには価格設定が高い。お祭り気分だから買うのだろう。

こちらはベリーダンスを踊る人。他にステージができてバンドが歌ったりしていた。

こちらは食べ物屋の舞台裏。ドラム缶のようなものはバーナーで、その上に巨大な中華なべのようなものを置き、そこでStir Fryを作っている。鶏肉と野菜の炒めものと言えばいいか。このようななべなので、油も肉も野菜も、そしてにんにくも大量に入れて豪快に料理していく。ここで食欲を煽って、食べてもらおうということなのだろう。しかし、客はここで作っているのを見るのが楽しくて、長い時間ここで作っているところを見ていた。

これはミストシャワーといって、テントの天井から細かい霧のような水が出ている。その中に入れば涼しくなるというもの。暑い時期のイベントには必需品。

ゆるキャラの世界

これはガーリックフェスティバルで売られている土産もの。フェスティバルのマスコット。はっきり言って、みうらじゅんが好む「ゆるキャラ」で、しかも本体からいきなり手足が出ている価値の高いものである。真ん中奥のやつは、3年前にこのフェスティバルに行ってゲットしたもので、スポンジのような素材でできている。こいつはHerbieという名前らしくて、今年も大量に売られていた。前の２つはぬいぐるみ（１つ4ドル）。女（左）と男（右）のペアだ。Garlieという名前らしきものが書いてあったが、これが男の方なのか女の方なのか分からない。「にんにく」だから「にん子ちゃん」と「にく男くん」というのはどうだろう？