今日は久しぶりにMLBのOakland Athletics対Toronto Blue Jaysを見に行った。今年買ったBig Games Packというパッケージにはこのゲームは含まれていなかった。7月24日から26日にかけてのBoston Redsoxの3連戦があったのだが、「3日連続で行くのは大変だ」と思い、知人に声をかけていたら、なんと3つとも売れてしまった。
そこで、Big Game Packの券はいつも1塁側(相手チーム)なので、たまには3塁側でも見てみようと思い、別個にチケットを購入することにした。この日は日曜日の昼間にあるゲームであったが、もうひとつ特典があった。それは入場者の先着15000人に選手の人形(ボブルヘッド)がもらえるというもの。
これがそれ。Dan HarenはA'sでBarry Zitoに次ぐ先発ピッチャーの柱だ。Pepsiがスポンサーになっているのだが、さすがMLBのファンサービスは手が込んでいる。
さて、今日のゲームではもうひとつ特典があった。それはA'sの先発がShane Komineであったこと。彼はハワイ出身の日系人である。Kenjiという日本名も持っているそうだ。今シーズンの初めに、選手の名簿が載った雑誌で彼の名前を見たが、去年はまだ2A(3Aの下)でやっていたようだ。「今年メジャーにあがってこれるかな?」と思っていたのだが、ピッチャーの先発陣が足りなくなった7月終わりにチャンスが回ってきた。たまたま券を買ったその日にKomineがデビューすることになったのはラッキー。
今回は3塁側に座ったので、試合前のブルペンで投球練習するKomineを撮ることができた。今日のBlue Jaysの先発はHalladayというエース。いきなりの試練である。試合が始まり、BlueJaysの先頭はJohnson。第一球目はストライク。しかし2球目で打たれた球はレフトに飛んでそのままホームラン。いきなりのメジャーの洗礼だ。
しかしKomineはそれに動じることなく、落ち着いてその後の攻撃を抑えた。A'sは2回と3回に1点ずつ取って逆転。しかしどちらもダブルプレー崩れの間に3塁ランナーがホームインしたもので、ちょっと点が物足りない。
1-2でゲームは進んだが、6回にKomineはヒット2本とフォアボールで1アウト満塁のピンチを迎える。コーチがマウンドに行くが続投。新人に与えられた試練の場だ。ここは後続を抑えて無得点でしのぐ。この回で投球が100球近くなっていたので、降板。あとは中継ぎ、抑えの投手に託した。
7回にKendallのヒットで1点取り、2点差で残りは2回。ところが8回に3番手のHelsey、4番手のCareloが打たれて1点差となる。さらにピンチが続くので、ちょっと早めに切り札Streetの投入だ。ここは抑えて1点差を守るが、8回裏はThomas、Chavez、Peytonのこう打順で点が取れず。あとはStreetの投球に任せるしかなかった。
ところが9回表、そのStreetがピリッとしない。ランナーを出して5番Overbayのヒットで2人が帰り、3-4と逆転を許してしまう。この時点でKomineの勝ち投手がなくなった。さらにRiosがヒットを打って3-5と2点差にされてしまう。
9回裏。A'sは下位打線のCrosbbyから。BlueJaysは押さえの切り札Ryanが出てくる。もう敗色濃厚だ。ところが、1アウトからEllisがヒット。さらに2アウトとなって打席にKotsay。このKostayがファールで粘り、最後にフォアボールを選ぶ。2アウト2,3塁次は3番のMilton Bradleyだ。彼の一振りでボールはセンター頭上を越えて逆転サヨナラホームラン。
逆転に次ぐ逆転。しかも最後はホームチームが逆転勝ちしたということで、球場は盛り上がった。やはりせっかくならこのようなゲームを見なければ。
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