風邪ひいて5日目。今朝はゆっくり起きてきたら、割と気分がよかった。もうかなり治ってきたが、無理して外出はせず自宅静養していた。日曜日は昼間からMLBをやっている。特に東海岸でやっているBOS対OAKは朝の11時からだ。
テレビをつけるとちょうどA'sの5回の表の攻撃から。この回先頭のCrosbyがヒットで出てから、ヒット、四球を重ねていってあれよあれよで5点取った。その裏ホームランで1点取られたが、Blantonは焦らず落ち着いたピッチングを続け、最後は8-1の大差で勝った。これでオールスター後の最初のカードを3勝1敗で乗り切った。
3時間遅れで始まったSF対PHIは、1点を取り合う投手戦。1-1から6回裏、Barry Bondsが13号、通産721号のソロホームランを打って2-1。しかし後続がなく、終盤にPhiliesに逆転されて2-6で敗れた。Giantsは勝率5割に戻ってしまった。
風邪の話に戻るが、いつもの風邪のパターンだと、最初寒気とめまいがして、次に鼻水鼻詰まり、最後に咳。咳がなくなったら風邪も治るというのがいつもの「風邪サイクル」 だ。今回は金曜日に鼻が詰まって、口で息をするのでノドが痛くなり、「これで咳が出るようになったらあとは短い」と思っていた。ところが今回は咳がなく終わりそうでよかった。
アメリカでも風邪を引いたら病院にいくのだろうが、いろいろ面倒なのでしていない。日本でも風邪引いたら家で寝て治すか病院に行くかだが、病院に行った所で薬をもらうだけだ。風邪と分かっている場合、病院に行く最終目的は薬を処方してもらうこと。診察してもらって「これは内臓がやられています。すぐに手術を」なんてことになる可能性はほとんどない。
日本の場合、街の病院にいくと何十人もの人が並んでいて3時間ばかり待たされる(特に内科は)。アメリカの場合はそれがない代わりに予約が必要となる。予約はともかく、いざ診察だ治療だとなると、「総額でこれだけかかります。保険会社と交渉した結果これだけカバーされますから、自己負担はこれだけになります」という見積もりを出される。
自己負担が払えるか払えないかによって治療をするかしないかを自分で決めるわけだが、当然自分の体の方が大事なので治療を受けるしかない。しかし受けるしかないというのは今たまたまその自己負担分が払えるからなのであって、場合によってはそれが払えないこともありうる。さらに保険がどれだけ払うかは、毎回病院と保険会社の交渉によって決まるので、自己負担がいくらになるかは分からないのだ。
歯医者の場合、「今年保険で使える金額はこれだけなので、この歯の治療は来年に回しましょう」ということがよくある。歯ならそれでもいいのだが、病気の場合そうはいかない。
アメリカは医学は世界一進んでいるのかも知れないが、医療制度は世界で最悪と言われるのも実際に利用してみると実感できる。この不出来な保険制度の結果、「病気にならないぞ」という意識が出て健康になるのならそれでいいのかも知れないが、実際にはそうは行ってないところが問題なのだ。
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