ちょうどこの時期、アメリカのスポーツ放送テレビ局ではポーカーの中継がある。ESPN、FSNというスポーツ専用チャンネルで放映しているのでスポーツという位置づけなのだろうか。ある意味テーブルゲームなので、日本の囲碁将棋のようなものなのだろうが、こちらでチェスの試合をテレビで見たことはない。とにかくプロのポーカープレイヤーというのがいて、この時期大きな大会がLas Vegasで行われて、それをテレビで放映するのだ。
San Jose Mercury Newsに載っていた、このポーカー大会とオンラインギャンブルの話。
この番組のスポンサーになっているのが、Bodog.netというオンラインギャンブルのサイトである。Bodog.comはポーカー大会以外でもコマーシャルを流しているのでテレビでよく見かける。社長のClavin Ayreが自らポーカーをプレイしている。このAyreはカナダ人だが、今その彼がアメリカにはいないという。
実はこのBodog.netのライバルのBetOnSportsというオンラインカジノが、アメリカ当局(司法省)から手入れを食らって、7月16日には社長のDavid Carruthersが逮捕された。そのため、http://www.betonsports.com/ は実質的に閉鎖された。Ayreは自分もあげられることを恐れているのだ。
アメリカではもちろんギャンブルは違法。しかしネバダ州のように州全体で合法化しているとkろもある。カリフォルニア州ではインディアン居留地区に限って合法化している。しかしオンラインになれば?当然州の境などというものとは関係なくなる。いくら決済がギャンブル合法の場所で行われていても、顧客はどこにいてもギャンブルができてしまう。オンラインギャンブルはその辺がまだグレーゾーンのままなのだ。
Bodog.netはまだサイトが生きているし、テレビコマーシャルも流れている。この辺は一斉にCMを自粛する日本とは違うところだが。
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