MLBは残り1ヶ月ちょっと。最後の追い込みの状態にある。先日はA'sの話を書いたので、今日はGiants。San Jose Mercury NewsのMark Purdyという記者がPut it in the file: a Giants to-do list という記事を書いている。
これはGiants改革案。もちろん新聞記事なのでかなりのユーモア・誇張もあるのだが。改革案とは言っても、まだシーズン途中。GiantsはNリーグ西で64勝66敗(今日勝ったので65勝)で首位Dodgersまで3ゲーム半の3位につけている。それでも今年はもう無理と決め付けたのか、来年の話をしているのがこの記事だ。
SF Giantsの問題点は、やはりBarry Bondsに尽きるだろう。チームの顔だが、衰えが目立つ。フル出場できない。投手では先発陣はいいが、リリーフのBenitezが8月になって不調になり、終盤もつれたゲームを落とすことが多い。
で、Purdy記者の改革案は以下の通り。
- 35歳以上のプレイヤーはすべて解雇。もちろんBondsもカットする。
- Bonds以外の35歳以上はMoises Alou、Steve Finlay、Mark Sweeney、Todd Greene、Ray Durhamの5人。すべて解雇。唯一の例外は3割9厘打っている38歳のOmar Visquelで、彼はプレイングマネージャー(Player-Manager)にする。
- 投手はJason Schmidtとは再契約するよう試みる。Benitezをもう1年使うのなら、クローザーから外す。
- 内野はKevin Fraudsenをセカンドにして再構築。もしFA市場でPedro Felizが高い金を要求したら、トレードを検討する。若手のShea Hilenbrandが残りシーズンでどれだけやるかを見極める。
- 外野ではWashingtonのAlfonso Solianoに注目。彼は今年の外野手のFA市場ではベスト。BondsとAlouの給料を足せば十分取れる。
Purdy記者は、以前にも「Fellipe Alou監督の後任は誰がよいか」という記事を書いていたので、彼の中では監督が交代するのは規定路線のようだ。新聞記者が記名で(紙版の新聞では顔写真まで入れて)このような記事を書けるのはアメリカらしい。「35歳以上全員カット」というのはかなり過激だが、これだけベテランが揃ってしまうとチームの将来が心配になるのは間違いない。
今シーズンは残り30試合あまり。NLの西もしくはワイルドカードでのポストシーズン出場の可能性が残っている限りは、今のメンバーで頑張ってはもらいたい。ただ、来年のことになると、大ナタでチームを若返らせることが必要なことは確かだろう。
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