American Electronic Assosiation(アメリカ電子協会?)のレポートによれば、今年上半期のハイテク産業の雇用が大きく伸びたそうだ。
High-tech jobs grow this year (San Jose Mercury Newsの記事)
去年の同時期580万人いたハイテク関連の従業員に対して、今年は14万人分の職があったとのことだ。率にして2.5%の伸び。さらに2002年以来最高の数字となった。
業種別に見ると、ハードウェアは横ばい、ソフトウェアおよびインターネットサービスが上がった。大きく雇用が伸びたのは、ソフトウェアサービスのOracleやインターネットのYahoo!といった会社なのである。もっともこれは上がったというより、「復活した」というのが正確なのだろう。
2002年といえば、ソフトウェア開発の仕事をインドや中国に移転したオフショアが起こった時期だ。あの時は極端に減ったのでそれが戻ったということだろう。あの当時はアメリカで(単価の高い従業員を)解雇して、インドで人を採っているということで、社会問題にまでなった。オフショアによって潤ったインドや中国では、所得が上がり技術者の単価も上がった。いわばオフショアの「ゆり戻し」が起きているということなのだろう。
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