今日のDivision SeriesはNY MetsがLA Dodgersに勝って2勝0敗。STL CardinalsはSD Padresに勝ってこれも2勝0敗。Detroit TigersはNY Yankeesに勝って1勝1敗となった。2勝しているA'sは移動日。明日優勝が決まるか?ところで昨日のTigers戦で、セカンドのMark Elisが右手人差し指を骨折してしまった。これでポストシーズンは全休となる。二遊間は本当ならElisとCrosbyなのだが、Crosbyが怪我してScutaroがショートに入っている。この上セカンドも控えに替わるのは痛い。Elisは今年ゴールドグラブ候補になるくらい守備が上手い人なのでこの怪我はチームにとっていたい。
ところで、今日はトーストマスターのSVJETSの会合があった。今日は英語で話したのだが、テーマは「アメリカスポーツの経済学」。MLBやNFLがどれくらい金を稼ぐのかを調べて発表した。
情報現はForbes(アメリカの経済雑誌)のウェブサイト。アメリカ4大スポーツの各チームの値段を試算したものがこれだ。
なぜかホッケー(NHL)だけは全チームのデータがないのだが、他は30チーム(NFLは32チーム)すべてについて、支出と収入のデータ、チームそのものの価値、フランチャイズマーケットの価値、球場の価値、ブランドの価値などが試算されている。
これによると野球の1位はやはりNY Yankeesで、1,026,000,000ドル。10億ドルということは1000億円以上!これはすごい。そのYankeesの収支を見ると、去年は2億7700万ドルの収入がありながら、5000万ドルの赤字。支出のうち2億2300万ドルが選手の年俸なのだ。つまり松井はもちろん、A-Rod、Jeter、Randy Johnsonらの給料はこのべらぼうな金額から出ている。5000万ドル赤字でも、New Yorkという大都市に位置しているために、マーケットバリューや球場収入が大きいため、10億ドルもの値段が付いている。
ところがNFLのチームを見ると、Washinton Redskinsが14億ドル、NE Patoriotsが11億7600万ドル、Dallas Cowboysが11億7300万ドル、Houston Texansが10億4300万ドルと、Yankees以上の価値があるチームが4つもある。さらにNFLの最低はMinnesota Vikingsの7億2000万ドルで、これはMLBの2位のRedsoxを上回っている。これはフットボールの人気が野球を上回っているため、チームの評価額が野球の4倍くらいあるため、都市のマーケットバリューを越えてしまうためだ。
あと他のリストを見ると、同じ30チームあるリーグでも、バスケットボール(NBA)は野球よりずっと少ない。アイスホッケー(NHL)は最高チームと最低チームしか載っていないが、NBAよりもさらにマーケットが小さい。テレビ放映を見ていると、おおむねこのような順位になっていることは想像できるのだが、これだけ大きな金になっているのは驚きだ。
やはりアメリカではスポーツはエンターテインメント、ショービジネスなのだ。
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