何だか食べ歩いてばかりいるが、結局のところ「アメリカに住んでいる日本人」が休暇で日本に帰ってきてすることと言えば、人に会うか日本食を食べるか、その両方をするかになってしまうのだ。
ラーメンはもともと好きな方だが、食べ歩いたり、ましてや並んで食べるほど好きではなかった。しかしアメリカにあるラーメン屋に行ったときに、「こんなも のじゃないな」と感じるようになって、それから「やはり日本のラーメン屋に行かなくては」と思うようになった。そこでSan Joseにある紀伊国屋書店で日本のラーメン屋の本を買って、いろいろと目をつけておいたわけだ。だから今回、築地のすし屋には行ったが、玉ひでの親子丼には行けないかな。
今日行ったのは高田馬場にある「俺の空」。ここは行列のできる有名店。そればかりか、この店から暖簾分けした店もいくつかあると言う。12時過ぎに店につくと、すでに5、6人が店の外に並んでいた。店の中を覗くと、店は狭くカウンターに12人座るだけ。店内に券売機があって、券を買った後で4人ばかり立って待っていた。
食べたのは「しお豚そば」。本には「しお豚玉そば」というメニューがあったのだが、ゆで卵入りのメニューは今日は出していなかった。あらに本で推薦されていた「味めし」もなく、「白めし」しかなかったので、これも取らず。ラーメン自体の写真も撮ったはずなのだが、うまく撮れていなかった。
味は塩というより、ふつうのとんこつラーメンという感じがした。麺も細くてまっすぐなので、ここまではいわゆる博多ラーメンといったものだ。ただし、香りは鰹節のものだ。鰹の風味も強かったので、おそらく鰹出汁をとんこつにブレンドしてあるのだろう。美味しいラーメンだと思うのだが、こういうラーメンはやはり紅生姜とかゴマなど入れて九州ラーメンとして食べた方がよいのではないかという気がした。
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