今日本ではかなり話題になっているものらしいのだが、アメリカでは全然知らなかった。そもそもコレを知ったのは、TBSラジオ「ストリーム」のPodcastingの「コラムの花道」。この中でコラムニストの辛酸なめ子と泉麻人が試してみたという話だった。Boot Campはもともとアメリカの軍隊に入隊した人が最初に受ける体力トレーニングということであった。
ちなみに、会社の中にあるトレーニングジムの中にエアロビクススタジオがある。自分はいつもジムの中のトレッドミルや自転車マシンを使っているので、スタジオでの体操には参加したことがない。しかしスタジオのプログラムに BOOT CAMP というものがあるのを最近になって発見した。ということはアメリカでもそれなりにブームになっているということなのだろう。
興味が出てきたのでAmazon.comで購入して、夫婦で始めてみることにした。
DVDは3つあって、BASIC、AB、Advanceと進んでいく。まだBASICを3回繰り返したところ。やってみていろいろ分かってくる。
- ふだんこの手の運動をしていないと、BASICでも全行程をこなすのはきつい。腹筋関係(仰向けに寝てシットアップしたり、足を上げる)は途中脱落してしまう。また、ビリーズバンド(ゴム製のヒモで、足と手にひっかけて負担をかける)をつけると途中でへばってしまう。最初はすぐに体中が痛くなるが、2度、3度と続けると、体が慣れてくるので筋肉痛は治まってくる。
- 軍隊のトレーニングとは言っても、実際にはエアロビクスのようなものだ。途中でパンチやキックの動作が入るのが軍隊っぽいが、全体的にはジャンプの少ない体操という感じだ。家の中なので裸足で体操している。足(ヒザ)への負担を考えると、ジャンプが少ないのはありがたい。
- インストラクターのBilly Blanksの後で、10人ほどの若者が一緒に踊っている。ほとんどが女性。よく見ると男が2人いるのだが、後ろの端っこにいてあまりテレビに映してもらえない。BillyがAre you ready?と聞くと、全員がYeah!と答える。この辺のノリが実にアメリカン。Billyは他に Count it (数えて)とMake it burn (脂肪を燃やせ)とよく叫ぶ。
- 体操が変わるたびに、Billyが説明をする。「右手を上げて」とか「左足を曲げて」など。こういうとき、ふつうは(日本では)視聴者から見た右左で指示をすると思うのだが、Billyは自分たちの右、左で説明している。
てな具合に、細かく見ても楽しめる。肝心の効果だが、これだけ激しい運動を1時間も続ければ、相当汗をかく。2回目の直後に体重を量ったら2キロくらい減ったいたが、これは誤差の範囲かも知れない。でもこれを続ければダイエット効果はありそうだ。ちなみに泉麻人は、ふだんからトレーニングジムに通っている人だそうで、ビリーズブートキャンプをやったら「お腹が減って食べたので体重が増えた」なんて言っていたが。
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