それから会社に戻ったのだが、そこから騒ぎが大きくなってしまった。(続く)
という昨日のエントリの続き。
昨日のCamino Medical Groupという病院に行ったのは平日だった。会社で会議が終わった後、マネージャーに「手が痺れるから」と断って病院に行ったのであった。病院での診察が終わり、4時ごろに会社に帰った。
すると、同僚Mと上司Jが「やっと帰ってきた」という感じで、私のデスクにやってきた。Jは「オマエの手のことは、Injury at Work(労災)として報告を済ませた」と言うのだ。
同僚のMは(以前ここに書いたことがあるかも知れないが)、キーボードの使いすぎで手首を痛めた経験がある。彼は今でもPCに向かう時は大きなリストバンドをしているし、メールなどは音声入力を使う。近くに座っているとうるさいくらいだ。
Mに続いて部下2人目が労災にあったといことで、Jも焦ったようだ。「EHSのトレーニングプログラムを受けろ」と言う。研修と言っても会社が作ったソフトウェアで、オンラインで受けるものだ。PCで仕事をする時の、机、椅子の高さ、姿勢など怪我をしないための注意点を教えてくれるもので、30分くらいかかる。さらにMが椅子の高さ調節を手伝ってくれたりして、この日の仕事はこれで終わってしまった。
さらに、次の日にはInjury at Workをフォローアップする人から電話やらメールが来た。一人はPC機材のコンサルタントという替わった肩書きの人。分かりやすく言えば「正しいPCの使い方」をアドバイスしてくれるという人だ。この人は社内の人だが、Coloradoにいる。つまり直接会えないので、電話会議をしたいと言う。その準備として、現在のPCの使い方を調べる。椅子に座ったところの写真を左右、後から取ったり、キーボードとマウスを使っているところをビデオに収めて送れという。仕方ないので、Mに頼んで写真を撮ってもらい、送った。実はこの時のキーボードや椅子の配置はMに薦められて変更したもの。本来なら手を傷めた状態での写真を撮るべきなのかも知れないが、どうせいろいろ言われることは分かっているので、改善後の写真を送った。
翌週の月曜日(時差があるので朝8時半に会議を設定された)に、電話がかかってきてコンサルテーション。その直前にレポートがメールで送られてきた。姿勢が悪いとか、キーボードを使う時の手首が曲がっているという。今回の左手の痺れもこの手首の曲げ方から来ているのだという。キーボードの手前にあるリストレストが原因だといことになって、このリストレスとを外すことになった。さらにヒジが椅子のアームレストに付いてもいけないというので、アームレストも下げた。さらにマウスももっと大きなものを使うように、ということでMicrosoft製のものを注文した。結局この人とは、3週間後にまたフォローアップの電話会議をすることになった。
さらに、社外の専門家からメールが来て、「病院に行け」と言われた。この病院はCamino Medical Groupの一部であったが、今度はGeneral Practitionerではなく専門医なのだという。こちらの予定を聞いて予約まで取ってくれた。まあ、自分で行くと保険を使ってもある程度の金を払わなければならないが、労災ということならすべて会社がカバーしてくれるのでありがたい。
病院に行くと、「専門」のドクターが診察してくれた。ただ診察は対して変わらない。腕を動かしたり、刺激したりして左右を比べるというもの。結局のところ、左手の神経が押さえつけられて傷んだということらしい。この医者も椅子のアームレストを外せとアドバイスしてくれた。ただ、今回は薬などは出さずに、また別の分院にある「リハビリテーションセンター」に行けといわれてしまった。
薬が効いたのか、椅子とキーボードの配置を変えたのがよかったのか、その後手の痺れは小さくなってきている。ただ、完全には消えていない。医療費は会社持ちなのはありがたいが、こうなると治療も業務の一環になる。というわけで来週から始まるリハビリもマジメに通ってみよう。
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