昨日金曜日はRachael Rayのサイン会というのに行ってきた。
場所はPalo AltoのStanfordショッピングセンターにあるBooks Incという本屋。ここでRachaelの本を購入するとチケットがもらえた。チケットがあっても、結局は30分くらい並んでもらえた。彼女は土曜日もSan Joseの台所用品のお店でサイン会があったはず。今この辺を巡業しているのだろう。
で、Rachael Rayって誰?日本ではまず知られてないでしょう。Wikipedia英語版 にはあるけど、日本語版にはなかった。
簡単に言うと、料理人で、テレビタレント。アメリカにFood Networkという料理・食べ物専門のケーブル局があって、24時間料理番組をやっている。昔のフジテレビの「料理の鉄人」を、本国日本で放送が終わった後でも再放送し続け、その挙句にIron Chef Americaという同じフォーマットのアメリカ版を始めたのがこのFood Networkである。ここにはいろんな料理人の人が出てきてクッキングショーをやっている。
Rachaelが出てくるのは30 Minutes Cookingというお手軽料理番組と、$40 a day(1日40ドル)という食べ歩き番組。前者は安く手早く料理を作るというもので、後者はRachaelが全米を旅して、地元の人に安くて美味いレストランを聞いて、朝昼晩3食を40ドル以内で食べるというもの。まあ、Food Networkの中では庶民派、大衆向けの番組を担当させられている。
ところが、その美貌と、おしゃべりで人気者になった。何しろRachaelは料理を作っている時も、レストランで食べているときもしゃべりまくる。決めセリフはYummy!(美味しい)だ。あまりにも喋るので、ガラガラ声になっている。喉が潰れたのか?
で、彼女の人気ぶりに目をつけたのが、Oprah Winfrey。Oprahの説明をしてたら大変なので、このへんを見てくだされ。「アメリカの女みのもんた」と言われる人で、テレビ界の大御所だ。彼女のプロダクションと契約して、メジャーテレビ局のトークショーにも出るようになった。メジャーに転出すると同時に、夫に巨額な慰謝料を払って離婚もしたそうな。
というわけで、「料理人で料理番組に出ている人」だったRachael Rayは、テレビ界のスーパースターになりつつある。今でもFood Networkの番組には出ているし、Food Networkが出版する本を何冊も出している。まだ料理のことでしか本を書けないのかな。そのうちトークショーで人気が出たら、Food Networkには出なくなるかも知れない。
そういう人が来たということで、本屋は大盛況。Rachaelの本を1人で5冊くらい買っている人もいた。
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