シカモア温泉(San Louis Obispo)の滞在も終わり、帰路に着く。行きは101号線という高速道路を使ったが、帰りはCA-1という道で帰ることにした。
その目的の一つが、Hearst Castle。これは「新聞王」William Randolph Hearstが、カリフォルニアの山の中に、ヨーロッパ式の城を作ったというもの。1920年頃に作られた。
CA-1からHearst城の入り口を入ると、このような建物にたどり着く。しかしこれは来場者センターのようなもので、城ではない。
この日は天気が悪く、霞がかかっている。上の写真でセンターの建物の向こうが見えないが、この後には山がそびえており、その山の上に城があるのだ。
見学チケットを買って、送迎バスに乗る。
来場者センターが見えなくなるほど、山を登る。
そして到着。山の上が雲の中に入っていたので、城の全景は見えない。ここからガイドがついて城のツアーが始まった。
最初は城の前にあるプールを見学する。プールの周りにはローマ調の彫刻が並んでいる。
城らしく(?)、大砲が置いてある。もちろん、アメリカでは城に攻め込む戦争なんてあり得ないので、これは単なる飾り。でも、この山ごとハースト家の持ち物なので、大砲打っても誰も怒らないだろうけど。
ここはゲストルーム。Hearstはこの城に金持ちの友人や、ハリウッドの映画スターを招待していたという。
そして中庭を通って、ついに城の本体が見えた。応接間。城の中はフラッシュが禁止されているので、上手く撮れない。とにかく天井が高く、部屋も広い。
こちらはダイニングルーム。スペインの城を参考にして作られたそうだ。テーブルには皿、ナイフ、フォークとともに、Heintzのケチャップが置いてある。この当たりはアメリカらしい。
映画館もある。ハリウッドのスターたちが見たのだろうか。
こちらは屋内プール。このプールは深く作られており、飛び込み台もある。この上はテニスコートになっている。この屋内プールで見学ツアーは終了。
アメリカの金持ちはスケールがすごい。あまりの馬鹿らしさに圧倒される。また、アメリカ人にはヨーロッパに対するコンプレックスがあるのだろう。
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