最近仕事が忙しくてちゃんとフォローしていないのだが、Yahoo!の取締役会がMicrosoftの買収提案を拒否。その理由は「買収額が安すぎる」というものだった。まあ、上場企業である以上、「アンタの支配下には行きたくない。」とか「会社の文化が違いすぎる」なんていう本音は言えない。
「こんなに安く売ったら株主の利益にならない」というのが理由。買収提案があってからYahoo!の株価はかなり上がって、18ドルから30ドルまで上がった。Microsoftの買収提案額に近づいたので、強気に出られたのだろう。
ただ、Microsoftもそう簡単には諦めないはず。買収金額を吊り上げてくる。OracleがPeople Softを買収した時がそうだったが、買い手が値段を吊り上げていくと、買われる側の経営者はどこかで折れなければならない。「この値段なら売った方が株主の利益になる」という時点になれば、買収に応じざるを得なくなる。AOLとの提携などで企業価値を上げようとしているが、果たして成功するのか?今の株価は買収を見越した思惑で上がっているだけ。買収を阻止しても、株価が前より下がる事態になれば、経営者はクビになってしまうだろう。
他にもOracleがBEAを買収したり、Sun MicrosystemsがMy SQLを買収したりと、今年はこの手のニュースが多いな。
この記事でのYahoo!の株価を確認するのに、Yahoo!じゃなくて、Google Financeを使ってしまった。やはりYahoo!は苦しい?
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