前回の帰国の時も、宝塚大劇場で歌劇を見た。今回もここに来ることになった。今回の出し物は星組の「スカーレットピンパーネル」というもの。星組トップの安蘭けいは妻のお気に入りということで、今回はアメリカにいる時から気合いを入れて切符をとった。
いろいろ調べたが、最終的には梅田の新阪急ホテルに泊まって劇を見るというパッケジを購入。このうちの7500円が観劇代だった。阪急ではなくJRで宝塚に行き、まわりの町をちょっと見て大劇場に。そしたら、席は2階の一番前、しかも真ん中ということで、最高によい席であった。
劇の舞台はフランス革命の時代のイギリス。イギリス貴族のParcy Brakenyが義賊のスカーレット・ピンパネールになって、迫害されるフランス貴族の亡命を助けるというもの。
宝塚はいつも劇とショーの2部構成になっているのだが、今回は劇が前半後半に分かれていて、ショーがなかった。こういう場合は、最後にスターたちが階段を下りてくるときに、背中に羽をつける人が一人に限られているのだとか。
宝塚は役者が女ばかり。昔からそういうものなので「どうして?」と理由を問うても意味がない。だから、男の役も女優が演じる。彼女たちは低い声を出して男を演じているのだが、これが生理的に受け付けない。劇はよくできているのだが、どうしても好きになれない。
また彼女たちは全員音楽学校を出てそのまま役者になって、役者を卒業すると宝塚を去る仕組みになっている。だからトップの人は上手いのだが、下の方はそうでもない。ラインダンスは若手がやっているので、上手いのと下手なのが混在している。本当のファンは、彼女たちが上手くなっていくのを見守るのが正しい見方のようだが。
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