今日(正確には昨日)は久しぶりにJTPAのセミナー(別名ギークサロン)に参加。
洛西一周さんによる「新しいインターフェイスの発想」というタイトルのもの。
スピーカーの洛西さんは紙Copi、Nota、cotocoto.jp、できる俺、MashStar、紙copi net、Fast Paste、エンジンネットといったユニークなソフトウェアを次々に開発。紙copi、Notaは、ユーザがテキスト入力した行を、そのままテキストファイルのファイル名としてセーブするというもので、通常のメモの代わりにするというもの。ワードやNotepadよりも早いという。
「できる俺」というのは、ジョークプログラムの一種だが、To Doリストのようなタスク管理をするもの。「秘書」のアバターがいて、仕事をしないとこの秘書にせかされるというもの。
Mash Starは「プレゼンテーションがその場で作れる」というこれまたジョークウェア。キーワードを入れると、イメージ検索をして、それを適当につなぎ合わせてPowerPointのプレゼンテーションのように見せるというもの。
こういうプログラムを開発する中で、インターフェースの研究を重ね、「最初に多くのデータを入力する障壁を下げる」「エラーアラートを減らす」「操作完了前にインタラクション見せる」といった工夫をしているということだった。
氏の主張は
- インターフェースは軽視されるが、iPhone、Wii、Googleなどメジャーになっているものはすべてユーザインターフェースがよくできている。
- WindowsやAppleなど、インフラを作るところは、定期的にインターフェースのLook&Feelを変更する。これによって、他社が昔の標準に沿って作ってきたUIを陳腐化させることができ、それによって優位を保っている。
- インターフェースの教科書に書いてあることはすべて間違い。
というもの。特に後者はよく分かる。GUIが標準化されると、分かりやすいが面白みがない。
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