今日、SVJETSの会合のために、高速280号でSan Joseに向かっていた。午後7時前で、帰宅ラッシュは過ぎていたがまだ混雑していた。その時、左の車線をピンクのストレッチのハンマー(Hummer)が抜かしていった。
Hummerはご存知、軍用車をほとんどそのまま民生品に転用した乗用車。このHummerをストレッチ(リムジンのように伸ばすこと)にしたものは時々見かける。もちろん乗ったことはないが、あれだけ車体が高くて硬いボディをストレッチにしたら、さぞかし乗り心地が悪いだろう。どう考えても冗談で作ったものだ。しかも色がピンク。白やら黄色は正規の色であるが、ピンクはもちろん特注だろう。元の車にこれほど合わない色はない。
このHummerは先日破産したGM(General Motors)の車。以前、ウチの近所のHummer屋が潰れたことをこのブログで書いた記憶があるが、このエコの時代にガソリンをまき散らして走るようなHummerは、GMが顧客のニーズを読み違えた代表のように言われた車。今回の倒産でももちろん、やり玉に上がっていた。
そのGMは、数あるディーラーのうち、Cadillac、Chevroletteは残し、Saturn、Oldsmobile、そしてHummerは手放すことになった。そして今朝(6月4日)の新聞で、中国の企業がこのHummerを買収するという記事が載っていた。
GMのような「General」な会社が、こんな時代に逆行するような車を生産することは不可能。でも、こういう特異な製品には必ずマニアのような顧客がいて、ラインを潰さないで欲しいと思っている人もいるだろう。中国の会社に買われたことはよかったんじゃないか?
ピンクのHummerもいいが、いっそのこと漢字を描いたHummerも出したら面白いのじゃないか?
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