NFLのCincinnati Bengalsというチームに Chad Ochocinco という選手がいる。日本語にすると「チャッド・オチョシンコ」と読む。選手のプロフィール(英語)はこちら。
この人、本当はChad Johnsonという名前なのだが・・・
Chad Johnsonはワイドレシーバー(WR)というポジションで、クォーターバック(QB)からのパスをキャッチする人。アメフトでは、QBからWRへのパスで一発大逆転ということが多く、長いパスが成功するとスタジアム全体が興奮する。そのためか、WRには喜びを派手に表現する選手が多い。もっと言えば、「キレてる人」と言った方がいいのか。プレイ以外でもそのキレぶりは発揮されることがあって、麻薬で逮捕されたり、拳銃事件を起こしたりするプレイヤーではWRであることが多い。
このChad Johnsonもどちらかというとこのタイプの選手で、レシーブした時の派手なアクションで注意を受けたり、自分のチームのコーチを批判して罰金を食らったりと、いろいろな騒ぎを起こしている。そのJohnsonが去年、突然自分の名前をChad Ochocincoに変えてしまった。Ochocincoはスペイン語でEighty-Five、つまり85を意味するもので、彼のBengalsでの背番号に由来している。
去年はリーグが「そんなふざけたことは認めん」と言って、登録名もユニフォームの名前はJOHNSONのままだった。ところが今年は、「法的な改名手続きを済ませた」ということで、リーグへの登録もOchocinco、ユニフォームの背中にも晴れてOchocincoという名前が入った。アメリカは戸籍というものがないので、「法的な改名」ってのがどういうものか分からないのだが。
このOchocincoは今年も好調。Bengalsのキッカーが怪我で出場できない時には、WRでありながらFGを蹴るということをやって、またまたNFLファンの注目を集めている。
で、話は代わるのだが、このOchocincoに勝るとも劣らない名前(本名)の人が会社の同僚にいる。彼の苗字はFortytwo。つまり42という数字をアルファベット表記したもの。
この人は今年の5月にゲーム開発会社から転職してきた人なのだが、初めて彼の名前を聞く人は一様に驚く。英語なので、イギリス/アメリカの名前なのだろうが、アメリカ人ですら「本当の名前なの?」と聞き返すことが多い。
このフォーティートゥー君は、髪が長く髭も生やしていて、Tシャツに短パン、サンダルというスタイルで仕事をしている。シリコンバレーの典型的なソフトウェアエンジニアだが、かなりのオタクだ。
彼が襟のついたシャツを着ているのを見たことがない。「オレは何とかっていうゲームが好き」とか「このゲームを作った」というメッセージが書かれたTシャツを着ているのだが、ゲームの展示会で入手してきたものなのだろうか?時どき「42」と書かれたTシャツを着ていることもある。名札要らずなのか?
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