花火を見たLas Vegasからの帰りのこと。行きと同じく、帰りもLong Beachという空港で乗り換え。ラスべガスは1年でこの年末年始が一番混むらしい。そんなわけで直行便が全然取れなかったのだ。
そして、San Jose空港に付いて、預けた荷物を受け取って、駐車場行きのバスにのって、いざ帰ろうとしたところ、
なんとPriusのエンジンがかからない。後から気付いたのだが、31日にハッチバックから荷物のスーツケースを出して、閉めた時に閉めが甘かったようだ。中で警告灯が就いていたために、3日間でバッテリーがあがってしまった。
ドアを開けてみるとどういう訳か、開いた。どうやらバッテリーが上がって動かなくなるとドアロックが解除されるみたいだ。しかし、今時押しがけなんてことはできないし、誰かに助けてもらうしかない。
こういう時アメリカではAAA(日本のJAFに当たる)を呼ぶのだが、ここは空港の駐車場の中だ。ゲートの中まで入ってくれるのか?まずそれを確かめるために、駐車場のゲートのところに言って、係員に事情を説明する。すると、「じゃあ、人を呼んであげる」と言ってどこかにトランシーバーで連絡してくれた。「またPriusよ」とか言ってたので、時々やらかす人がいるのだろうか。
しばらくすると空港の車がやってきた。乗っていたのは女性が1人。彼女が携帯用のバッテリーで充電してくれるという。ところが、ボンネットの右端にあるPriusのバッテリーは+の端子しかなくて、-極は左端のバッテリーとは関係ないボルトを使うことになっている。彼女が持ってきたバッテリーのケーブルは短すぎて届かないことが判明。
そこで彼女が運転してきた車のバッテリーを使おうということになって、車を対面で停めてブースターケーブルでバッテリーをつなぐ。つなぐと、Priusの電源が入って一安心。しばらくするとエンジンも回り始めたので、ケーブルを外したら、また電源が落ちてしまった。
ふつうの車なら、ここでアクセルを踏んでとにかくエンジンを空回しして、そのエンジンの回転でバッテリーを充電する。しかしハイブリッド車では、バッテリーの電気でエンジンを回したり停めたりしているので、空ぶかしができないのだ。そこで空港の車のエンジンの回転数を上げてもらい、再び電源を入れて、エンジンが十分回ったところで、ケーブルを外して、駐車場の中をしばらく走った。
どうやらOKということで、彼女に礼を言って(チップを渡そうとしたが、受け取りを拒否した。さすがだ)、家路についた。ギアをBに入れてバッテリーに充電するモードで高速を走って家までドライブしたら、なんとかバッテリーもいいところまで充電された。
教訓としては、ドアはしっかりと閉めなければならない。警告音がなったら気付いたはずなのだが、どうしたのだろう?
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