San Francisco 49ersのホームスタジアムを、Santa Clara市に建設することについては、6月8日に住民投票が行われる。これについては以前ここに書いてきた通り。
これについてSan Jose州立大が行った世論調査の結果が発表された。賛成が52%、反対が36%、11%が未回答となった。
今回提案されている法案はMeasure Jと呼ばれているもので、Santa Clara市のGreat America横の土地に68,500人収容のフットボールスタジアムを作るというもの。
これに対して過半数の51%が賛成を示した。さらにこの1月以降に投票社登録を行った人の中では、72%が賛成、24%が反対となっている。
このようなスタジアム建設に反対する人の意見は、環境の悪化が主な理由になる。しかし、今回提案されている建設場所は住宅地からは離れており、オフィスビル、ホテル、遊園地(Great America)などがある場所である。試合が開催されれば渋滞は発生するだろうが、地元住民の生活にはあまり影響はない。
むしろ問題は予算の方である。賛成は51%いるが、予算が予定以上に必要になるのではないかということは、63%の人が憂慮している。今の所1億1400万ドルの市の税金が注ぎ込まれることが予定されている。反対派はこの予算算定は甘いといい、賛成派は雇用などの経済効果で市の予算は回収できると言う。
とりあえず、49ersの関係者はこの世論調査の結果にホッとしているだろう。
ちなみに、投票日の6月8日は火曜日である。アメリカでは選挙や住民投票は必ず火曜日に行われる。以前アメリカ人に聞いたことがあるが、キリスト教の強いアメリカでは「日曜日に仕事をするのはもってのほか」ということで、日曜日には投票は行われない。また、別の宗教では土曜日がダメ、この宗教は金曜日がダメといろんな事情があって、「火曜日なら誰も問題ない」ということになったそうだ。
大統領選挙の日は、火曜日で平日である。アメリカ人はたいてい朝投票してから会社にくるが、行列で並んだりするのでたいてい遅れて来る。夜は8時頃までやっているので、会社の帰りに投票する人もいる。
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