NFLのコミッショナーのRoger GoodellがSanta Clara市を訪問した。San Francisco 49ersの首脳陣、Santa Clara市長、それに地元の経済界のリーダーたちと会談して、スタジアム建設推進のサポートを約束した。
この中でコミッショナーが約束したのが、スーパーボウルの誘致である。もしもSanta Clara市に新しいスタジアムができたら、何年か後のスーパーボウルをSanta Claraで開催すると約束したのだ。
スーパーボウルはNFLのシーズンの優勝決定戦である。ちょっと説明すると、フットボールは現在全米に32チームあり、NationalとAmericanの2つのカンファレンスに別れている。さらにその16チームが東西南北の4ディビジョンに別れる。スーパーボウルはその2つのカンファレンスのチャンピオン同士が戦う最終戦。野球で言えばワールドシリーズに当たるが、野球が7試合あるのに対してフットボールは1試合の大決戦となる。
それだけにアメリカ人の関心は高い。スーパーボウルは全米で1億人が見ると言われており、チケットはプラチナになる。スーパーボウルは1日だけのイベントになるが、アメリカ人としてはオリンピックよりもこちらに関心が集まる。
スーパーボウルは2月という真冬に行われるため、たいていフロリダのような暖かいところで開催される。フットボールではプレイオフまでは出場チームの成績のよい方が地元で開催するが、スーパーボウルだけは出場チームに関係なく、気候のいい場所でリーグが開催するのだ。
ただ、最近はリーグが「スーパーボウル開催地」を、各地でのスタジアム建設の武器に使っているふしがある。最近ではArizona、Dallas、Indianapolisとフロリダ以外の開催場所は新しく作られたスタジアムばかりである。
そんなわけでスタジアム建設はリーグが後押しする形になった。これが住民投票にどう影響するか?
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