今回琴平に来たのは、
- 日本に行ったらどこかの温泉に行ってみたい
- さぬきうどんを巡るたびをしてみたい
という2つの目的を叶えるためだった。2についてはまた改めて書く予定だが、香川県内の温泉としては、琴平が有名だったので今回琴参閣というホテルに泊まったのであった。
とりあえず宿に着くと仲井さんが「もうこんぴらさんにはお参りされました?」と聞いて来る。
そんなのだ、琴平に来る客の99%は金刀毘羅宮こと「こんぴらさん」にお参りに来るのだ。アメリカからわざわざ温泉とうどんのために来るやつなんていない。
夕食までに時間があるので、こんぴらさんに行っていることにした。ホテルでは登山用の杖を貸してくれる。しかしこの時点ではまだ大変さが分かっていない。
こんぴらさんの参道の両サイドには、土産物屋が並ぶ。香川名産のうどん、しょうゆ豆、木彫りの七福神などが並ぶが、ジュースやソフトクリームを売ってる店が多い。これは参道を登る人が飲み物を買うためだろう。それほど暑い日でもなかったので、行きには何も買わずひたすら上を目指して歩き出した。
商店の軒先には、「おつかれさま、あと4xx段で本宮に着きます」なんてことが書いてあった。実はほとんど何の予備知識もなくここに来てしまったのだが、こんぴらさんの本宮は、下から785段登ったところにある。「いや、これは大変だ」と思いつつも、黙々と歩く。
ところが、
この本宮の端に書かれた「奥社」っていう看板は何だ?隣にいる団体さんのガイドが何か喋っている。それによると、この奥にまだ神社がいくつかあって、一番奥まではあと600段あまり登るんだとか。最後まで行けば1時間かかるけど、そのガイドさんのツアーは時間の関係があって、ここでは15分しか過ごせないので、奥には行けないと言っていた。
しかし、こっちは個人で来ているので、この団体のおじいさん、おばあさんの代わりに登ってきましょう。
ということで、登山は続く。この先は参道の横の店はなく、山道の中の階段を登るという感じになる。ところどころに社が作ってあって、「これは菅原神社だ」といった説明がある。でも、景色も単調なので、ひたすら階段を登ることに専念した。
本宮よりもさらによい景色が見える。はずなのだが、この日はちょっと曇っていたので遠くはよく見えない。
帰りは同じ1368段を下りて行く。よく言われることだが、歩いている時は上りよりも下りの方が大変。膝への衝撃が大きく負担が大きい。ということで、行きは痛くなかった膝が、帰りは痛くなってきた。琴平の町はこういう人向けにいろいろなサービスが行き届いており、商店街には足湯のスポットがいくつかある。
しかしこの時は「早く温泉に入りたい」と思い、宿に直行。温泉に入った後、ホテル大浴場の前にあった足ツボマッサージで疲れを取った。
こんぴらさん参りは今回の旅行の予定になかったのだけど、いい体験になった。今回の旅行で最も体力使ったかも。
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