去年も行ったが、今年も会社のピクニック(レクリエーション)で野球を見に行った。AT&TパークのSan Francisco Giants対Cincinnati Redsという試合を見に行った。
こちらは入場ゲート。マリーナゲートと書いてある。この球場はSan Francisco市の埠頭に建てられており、ヨットの停泊場が近くにある。
平日の昼間に行われたゲームだったが、ウチの会社のような団体の客がいくつかいたようだ。この日も36,310人の大入り。
昨日からの猛暑なので、外野席にずっと座っているのも結構辛い。上半身裸の男も見える。
ちなみに、Giantsは今年はNL西地区で、San Diego Padresに続く2位。Padresとは5ゲーム差がついてしまったので、地区優勝は苦しくなったが、ワイルドカードでプレイオフに出るチャンスが残っている。
1年ぶりにGiantsの試合を見に来たが、去年主力だったBengie Morinaはチームを去り、Aaron Rowandは控えに落ちてしまった。知っている選手は三塁手のPablo Sandovalだけであった。Redsに至っては知ってる選手は1人もいない。
先発投手のMadison Bamgarnerという人も、去年4回登板しただけで、実質的には新人の人。今年は先発になって5勝を上げてるひとだが、1回表にいきなりホームラン3本浴びて4点、3回にも4点取られて降板。その後入った投手も打たれて、5回表が終わって1対10と試合がぶち壊し。
こうなると、炎天下で試合を見るのは辛くなる。飲み物を買うために日陰の売店に行って、テレビで見ることにした。
しかし、その後、GiantsはRedsの攻撃を押さえる一方、5回と6回に2点ずつとって5-10の5点差。さらに、8回裏に6点とって11−10と逆転する。球場は異常な盛り上がりを見せる。Wilsonという抑えのエースが出てきて1回押さえておしまい。
のはずだったのだが、このWilsonが打たれて9回表で11−11の同点になる。その後は延長戦に入ったが、12回にRedsが1点とって、12−11で逃げ切った。
終わってみればいい試合だったけど、さすがに地元のチームが負けてどっと疲れてしまった。さらに、延長に入ったため時間が長引き、帰りのバスはラッシュに巻き込まれて、会社に戻ったのは7時前だった。
この写真で、ほうきを持っている人が見えるだろうか?MLBでは日本の野球のように同じカードが3連続で組まれることが多いのだが、一方が3連勝するとSweepと言う。辞書で見ると「圧勝する」という意味だが、このsweepには「(ほうきで)掃く」という意味もある。
昨日、一昨日とGiantsはRedsに連勝していたので、今日の試合を勝てばSweepになる。このほうきは、「連勝してやるぞ」という意気込みなのである。
つまりアメリカの野球ファンは、地元チームが2連勝すると3試合目にはほうきを持って球場にやってくるのだ。酔ってほうきを振り回したら危ないので、こんなものは持ち込み禁止にするべきものなのだろうが、「3連勝目のほうき」はユーモアとして認められてるということか。
残念ながら今日のGiantsは抑え投手が崩れて、Sweepは成らなかったが。
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