NLCSの第6戦は、Phliadelphia Philliesのホームで行われ、SF Giantsが3-2で勝利。これで4勝2敗でNFCSに勝ち、ワールドシリーズに進出することになった。Giantsのワールドシリーズ進出は2002年以来8年ぶり。
Giants打線は好調で、2回表にも先頭バッターが出るが、無得点。しかし、3回表は、ヒットが2つ続いてノーアウトで1、2塁。ここでアメリカではめずらしくバントで1アウト2、3塁。次のHuffがヒットを打って1点。2塁にいたTorresもホームを狙うけどアウト、その間にHuffが2塁へ。次のPoseyがサードゴロを打つが、いわゆるボテボテでPhilliesのサードが1塁に悪送球してセーフ。この間にHuffが帰って2−2の同点。
3回裏には、GiantsのピッチャーSanchezがUtleyにデッドボール。これは背中に当たったもので、そんなに痛くはなさそう。Utleyは1塁に走って行く。しかし、その途中、自分に当たったボールを拾って、Sanchezに投げる。Sanchezはこのボールを撮らず、Utleyに何か文句を言う。Utleyは1塁から何か言い返してピッチャーに向かう。ここで両チームから全員が出てくる。殴り合いにはならなかったが、ここでSanchezが降板して、Affeldtに交代。
このあとはずっと両チームとも得点が入らず、緊迫した展開になった。
それにしても、Giantsの攻撃だが、1回と2回の表でノーアウトで1塁にランナーが出たのに、バントはせず。特に2回はノーアウト1塁で打席に立ったCody Rossがサードゴロを打ってダブルプレイだった。日本だったら、まずどちらもバントしていた場面だろうけど、MLBではまず序盤にバントなんてことはない。
その後PhilliesのOswaltは立ち直ったが、投球数が多くなって6回で降板し、7回からMadsonが出て来る。そして8回にUribeがソロホームランで3−2とリード。今日Giants初のリードだったが、貴重なところで得た1点だった。
8回裏の頭に出てきたのはなんとエースのLincecum。彼は一昨日のゲームで先発して負けたのだが、例え今日負けても明日はCainがいるということだろうか。Lincecumは1アウトとるも、2人ランナーを出して降板。ちょっと早いけど抑えのエースBrian Wilsonに交代。WilsonはこのピンチでRuizを1塁ライナーダブルプレイに取る。そして9回も2人ランナーをだしたものの、Ryan Howardを三振に取って、勝利!
このRyan HowardはNLCSで打率.318だったが、要所ではあまり打てなかった。相手の4番をうまく押さえたのが勝因か。
さあ、これでGiantsはTexas Rangersとワールドシリーズ。27日水曜日から、San Francsicoで始まる。Giantsは「来年のシーズンチケットを買った人は、ワールドシリーズのチケットを優先的に買えます」というキャンペーンを行っている。アメリカのスポーツビジネスの営業はたくましいな。
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